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京都市山科区の毘沙門堂で28日、江戸時代初期に描かれたとみられる霊殿内陣の障壁画が修復を終え、初の一般公開を前に報道陣らに公開された。
内陣の3面に大胆に張り巡らされた金箔が極楽世界を優美に表現。正面には咲き乱れるハスの花と琴や琵琶を奏でる天女、左右には極楽に住むとされる鳥の迦陵頻伽が描かれ、修復であでやかさを取り戻した。
毘沙門堂は703年に創建。霊殿は当初、京都御所の敷地内に建てられ、1693年に移築された。歴代門主の影像と位牌が安置されている。
普段は非公開とされている文化財が一般公開される催しの一環で、29日~5月10日に公開される。