「孤独死」の問題に詳しい淑徳大学の結城康博教授と、千葉県松戸市の常盤平団地自治会長、中沢卓実氏が１１日、ＢＳ日テレの「深層ＮＥＷＳ」に出演し、年間３万人にも上るといわれる孤独死の実態と対策について議論した。

　　結城氏は、「離婚や未婚の増加や、周囲との関わりを持たずに暮らすことを好む人が増えたことなど、生活スタイルや考え方の変化も孤独死が増えた要因」との見方を示した。中沢氏は、常盤平団地での活動を踏まえ、「単身の高齢者宅を訪問する見守り活動や、気軽に集まれるサロンの設置など、孤立を防ぐ地域ぐるみでの取り組みが重要」と訴えた。