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大勢がホームに詰め掛けるなか、JR金沢駅に入線する「かがやき」=14日午前6時50分ごろ、金沢市
地元住民らが40年以上待ち続けた新幹線が14日朝、日本海沿いを疾走した。「歴史的瞬間」「友だちに話したい」。一番列車「かがやき」が到着した北陸は、歓喜に沸き立った。
〔写真特集〕北陸新幹線の新型車両
「県にとって百年に一度の節目」。金沢駅で式典に臨んだ谷本正憲・石川県知事は感慨深い様子で、言葉に力を込めた。ホームには約5000人が詰め掛け、午前6時すぎ、一番列車を見送った。
未明から改札前に並んだ大学生の武田雄成さん(19)=埼玉県志木市=は「歴史的瞬間に立ち会え、すごくわくわくしている」と興奮気味に話し、一番列車に乗り込んだ。
富山駅を発車した北陸新幹線「かがやき」。後方は立山連峰=14日午前、富山市
「開業日に乗りたくて半年前から予定した」と話した主婦若林恵子さん(70)=金沢市=。友人と東京観光に向かうといい、「これからは東北にも足を伸ばせる」とにっこり。東京ディズニーランドに向かう小学生の出沢奈京さん(12)=石川県白山市=は「友だちにも新幹線のことを話してあげたい」と目を輝かせた。
金沢駅を出た一番列車は約15分で富山駅に到着。集まった約3000人から歓声が上がった。降りてきた会社員大坪康雄さん(42)=金沢市=は「本当にあっという間」と満足げだった。
無職日詰和子さん(75)=富山市=は「駅に(午前)4時半に着いた。窓から立山連峰を見るのが楽しみ」と笑顔を見せた。
石井隆一・富山県知事は富山駅で「半世紀近い県民の悲願」としみじみと語った。
北陸新幹線が開業し、東京行き一番列車の切符を手にする日詰和子さん(右)=14日午前、富山駅
東京駅からも午前6時15分すぎ、一番列車が金沢に出発。富山に出張するシステムエンジニアの田辺雄一郎さん(32)=神奈川県鎌倉市=は「朝一番の会議でも遅く起きることができる。次は観光で行きたい」と話した。
金沢駅に到着した福井県勝山市出身の会社員方便一美さん(49)=川崎市=は「これは便利。早く福井まで開業してほしい」と期待した。