しゃぶしゃぶ店などを全国展開する「木曽路」（本社・名古屋市）のメニュー偽装問題で、大阪府警は２０日、和牛を「松阪牛」などと偽って客に提供したとして、不正競争防止法違反（誤認惹起〈じゃっき〉）容疑で、木曽路３店舗の３９〜４９歳の元料理長４人と、法人としての同社を書類送検した。

　　府警生活環境課によると、３店舗は北新地店と神戸ハーバーランド店（神戸市）、刈谷店（愛知県刈谷市）。４人とも「原価率を守るためにやった」などと容疑を認めている。

　　送検容疑は２０１２年１１月１７日〜１４年７月１７日、「しゃぶしゃぶコース」などで安価な和牛を使用していたのに、「松阪牛」や「佐賀牛」と表示して、約７１００食を販売した疑い。