英国の豪華客船・３代目「クイーン・エリザベス」（９万９０１トン、全長２９４メートル）が１８日、神戸港に入った。

　　昨年３月に続く２年連続の寄港で、大勢のファンが出迎えた。今回は約１１０日間の世界一周クルーズの途中で、南太平洋を襲ったサイクロンの影響などにより、寄港先を横浜から神戸に変更した。

　　午前１１時過ぎ、市の消防艇が放水して歓迎。海面からの高さ約５５メートルを誇る優雅な船体が着岸すると、見物客らが一斉に撮影していた。１９日夜、釜山に向けて出港する。

　　神戸市などによると、近年のクルーズブームで、神戸港に入る外国客船は増加傾向。今年は、統計が残る１９８９年以降で最多の３９隻に達する見込みだという。