政治そのほか速
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自民党の谷垣禎一幹事長と公明党の井上義久幹事長らは11日、東京都内で会談し、2015年度予算案の年度内成立を断念する方針を確認した。閣僚の「政治とカネ」を巡る問題で審議が遅れており、年度末までの成立が不可欠な法案の処理で国会日程がさらに窮屈になると判断した。4月上旬の成立を目指す方針で、2年ぶりに暫定予算が編成される見通しとなった。
会談では、予算案を13日に衆院通過させ、16日から参院で審議入りさせる方針も確認した。自民党の佐藤勉国対委員長は会談後、記者団に「予算案の早期成立を目指す」と強調。これまでの「年度内成立」との表現を修正した。
政府は予算案成立までの空白を埋めるため、暫定予算を編成する方針だ。与党国対関係者は、4月上旬の成立を目指すことについて「『年度内成立阻止』を目標にした野党と、統一地方選への影響を最小限にとどめたい与党と、お互いに顔が立つ」と語った。
一方、与党は11日の衆院予算委員会理事会で、13日の予算案採決を改めて提案したが、野党側は回答を留保した。12日に再度協議する。【水脇友輔】