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香川県教委は23日、東京大出身で5人目のプロ野球選手として横浜(現DeNA)や日本ハムでプレーした松家卓弘(まつか・たかひろ)さん(32)が4月から、県立香川中央高(高松市)の教壇に立つと発表した。古里で一教員としての道を選んだ松家さんは「生徒に人生との向き合い方を教えたい。選手ではなれなかった『一流』に教員としてなりたい」と意欲を燃やしている。
松家さんは高松高のエースとして四国大会で4強入り。東大でもエースとして東京六大学野球のマウンドに立ち、2004年のドラフト会議で横浜に指名され、10年に日ハムに移った。1軍成績は通算14試合で0勝1敗。
12年に戦力外通告を受けた後、日ハムの新人育成担当と話す中で人を育てることに関心を持つようになり、教員免許を取得。香川県立高校の15年度の新規採用試験に合格した。世界史を中心に教える予定という。【道下寛子】