政治そのほか速
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参院外交防衛委員会の片山さつき委員長(自民党)は30日の同委理事懇談会に遅刻し、野党の抗議で理事懇の開催が見送られた。片山氏の「問題行動」は4度目。自民党の吉田博美参院国対委員長が民主党の榛葉賀津也参院国対委員長に謝罪したが、野党は「片山氏の遅刻は2度目で、あまりに配慮に欠ける」と批判している。
片山氏の遅刻は3分程度だったが、2月12日の理事会にも遅刻し、野党が再発防止を申し入れた経緯がある。片山氏は記者団に「理由はどうあれ、遅刻は良くなかった」と述べた。
片山氏は昨年9月にツイッターで誤った情報に基づき民主党を批判したほか、同10月には委員会で政府側答弁資料を所持していた問題も発覚した。【佐藤慶】
『ノヒマンガ』 3/30 マフィアの日 ポン。気になる今日の話題を4コママンガで毎日お届け!
3/29 作業服の日 『ノヒマンガ』 ポン
3/28 三つ葉の日 『ノヒマンガ』 ポン
3/27 さくらの日 『ノヒマンガ』 ポン
高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事]
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今、テレビ局では「コアターゲット」という言葉が、よく語られる。テレビ局側が最もテレビを観て欲しいと思っている世代のことで、コアつまり中核は、男女とも15歳から59歳までの人々である。
なぜ、テレビ局はこの「コアターゲットに」にテレビを観て欲しいのか? それは後で解説することにして、まず、筆者自身のテレビ人生を振り返りながら、時代、時代で、テレビはどんな人に向かって作られていたかを考えてみたいと思う。
評論家の大宅壮一が、
「テレビというメディアは非常に低俗なものであり、テレビばかり見ていると、人間の想像力や思考力を低下させてしまい、一億総白痴化になる」
と嘆いたのは1957年(昭和32年)のことである。
筆者はその「一億総白痴化」のテレビを観て育ち、1978年(昭和53年)に、テレビの世界で仕事を始めた。テレビでコントを書きたい、テレビショウを作りたいという思いからであった。理想はクレイジー・キャッツと、ザ・ピーナッツの歌と踊りとコントの「シャボン玉ホリデー」である。
この頃、それまで大衆芸能と呼ばれていた落語の定席である寄席は、衰退の道を歩み始めており、大衆芸能と呼べるのは「テレビそのもの」ではないか、と筆者は思ったものだ。
筆者はまず、日本テレビ出身で独立して制作会社を作ったAさんの元で、コントを書いた。Aさんはコント番組や笑いのオーディション番組の名物ディレクターであった。会議から会議にベンツで移動する時は気分を変えるために「軍艦マーチ」を聞いていると、当時、運転手をしていた芸人志望のOちゃんから聞いた。
Aさんは、なかなか筆者のコントを採用してくれなかったが、その代わりなのか、よく話をしてくれた。
「テレビは大衆を相手に番組を作ってるんだ」
「はい」
「高橋、大衆ってなんだ?」
「ええと」
筆者が口ごもっているとAさんは、とても待っていられないとばかりにしゃべり出す。
「大衆ってのはな、その辺のバス停に並んでる人のことだ」
「バス停に並んでいる人って言うのはどんな人だ?」
「わかんねえのか。バカ。中卒集団就職だよ」
筆者たちは中卒集団就職の大衆を相手にコントを書いているのだった。だから、当時、ゴルフのコントと飛行機のコントは、書いてはいけなかった。テレビを観ている人はゴルフはやったことがないし、飛行機にも乗ったことはないからだ。…
自治体から地方議員に支給される政務活動費(政活費)について、47都道府県・20政令市の議会のうち、3割にあたる14県6市が新幹線や特急を利用した場合の領収書の提出を不要としていることが読売新聞の調査でわかった。
このうち4県3市は航空機でも提出を求めていない。統一地方選では、政活費のあり方も問われそうだ。
議員個人や会派に支給される政活費について、47都道府県と20政令市の議会事務局に取材した。
政活費を巡っては昨年、元兵庫県議がカラ出張を繰り返していたとして問題となった。同県議会は、駅窓口で領収書が入手できる新幹線や在来線の特急を利用した際、議員が自分で乗車区間や金額を記入する「支払証明書」の提出だけで支給を認めていた。これが悪用につながっていた。
同県議会は昨年10月、路線バスを除く公共交通機関の利用には領収書の提出を義務づけたが、14県6市は現在も、それぞれの議会で決めた支払証明書などを領収書代わりとしている。
安全確保に努めながら、一人一人の発達に応じたアプローチを試みる保育士。やりがいも責任も大きい=静岡市内の私立保育所(本文の保育士とは関係ありません)
「独身で実家暮らしだから、やりがいだけでやっていけるけど…」。藤枝市内の私立保育所に勤めて丸3年の女性保育士(27)は、賃金の低さに「夢がない」と嘆く。月の手取りは13万円台。40代後半の先輩は勤続10年で、20年以上の経験があるのに、自分の月給と約1万円しか変わらない。
女性は大学卒業後、保育所で調理員として働いた時に保育の仕事に魅了され、通信教育で資格を取った。ベテランの先輩は、子どもを伸ばすためのアプローチが多彩で保護者からの信頼も厚い。経験が物を言う仕事だと実感している。しかし、昇給は年に千円ほど。周りには、結婚や出産を機に辞めたまま復帰しない人が多い。「結婚しても共働きでないとやっていけない時代。保育士を続けたいが、他に割のいい仕事はいくらでもある」
静岡県内保育士の求人状況
厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、この10年間、民間施設で働く保育士の平均勤続年数は女性が7~8年、男性は5~6年前後でそれぞれ横ばいだ。県内の保育士資格登録者約3万1千人の96%が女性(2014年4月1日現在)。県は、公私立の保育所で働く約9600人を除いた約2万人を、潜在保育士と見込む。
全国のハローワークが13年、潜在保育士を対象に行った調査では、保育士として働きたくない理由に「賃金が希望と合わない」を挙げた人が最も多く、20代と30代では6割近くに上った。
「転職するならそろそろタイムリミット」。県内の私立保育所に勤める20代後半の男性保育士は、30歳を前に焦りをにじませる。手取りは月17万円台。昨年出産した妻は4月から再び働きに出るが、「共働きでも、わが子を人並みに習い事や大学に通わせられないかも」と不安が募る。
勤務は早番や遅番のあるシフト制。帰宅後はほぼ毎日、わが子を寝かせてから深夜まで、カリキュラムの作成や園児の工作の下準備に追われる。「子どもの人格形成の礎に影響を与える仕事。やりがいも責任も大きい」と自負する半面、「お金がついてこないのはつらい」とため息をついた。
「長年、現場を支えてきたのは“主たる生計者”ではない女性だった」と静岡市内の女性園長(52)。静岡労働局の林大輔雇用開発主任(40)は「人の入れ替わりが早く、保育士全体の勤続年数と平均給与が上昇しないため、国も短い勤続年数と低い給与に見合う予算しか付けない。悪循環に陥っている」と指摘する。
<メモ>静岡労働局によると、求職中の保育士1人にどれだけの求人があるかを示す有効求人倍率は今年1月、2.1倍に上昇した。潜在保育士の掘り起こしが急務になっている。厚労省の2014年賃金構造基本統計調査によると、民間施設で働く保育士の平均月給は、残業代や手当を含めて額面21万6100円(平均年齢34.8歳)。管理職を含めた全職種と比べて11万円低い。