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2014年末に日本で販売を開始した「Chromebook」。Googleが開発した「Chrome OS」を搭載する新しいスタイルのノートPCは、手軽にすばやく使えて、さまざまなクラウドサービスをいつでも最新の状態で利用できる実用的なデバイスとして、市場でもだんだんと認知を広がってきている。しかし、まだ従来のノートPCからシフトするのを躊躇する人は多いだろう。そこでおすすめしたいのが、米国市場でNo.1シェアを誇るエイサーのChromebookだ。この春、ユーザーの使い方に合わせて選択できる11型と13型の新モデル2機種をリリース。その実力と活用シーンを実際に触って確かめてみよう。
●すべての操作はブラウザ上で完結 別のデバイスと環境を共有できる
そもそも、ChromebookはWindowsやMacなどに向けて開発しているウェブブラウザ「Chrome」を、OSとして拡張したものだ。ウェブサイトを閲覧するだけでなく、すべてのサービスやアプリをChromeのブラウザ上で操作する仕様になっており、「Chromeウェブストア」からダウンロードする。Windows PCを使っているときに、GmailやGoogleカレンダーをブラウザ上で利用していると考えるとわかりやすい。
従来と大きく異なるのは、文書ファイルや画像データを開く操作も、ブラウザ上で完結するということ。クラウドサーバー上で展開するので、データを本体のストレージにダウンロードする必要がないのだ。もちろん、Chromebookはオフラインでも利用できるが、作成したユーザーデータはすべてクラウドに保存するので、インターネットに接続した状態で使用するのがベターだろう。
Google PlayやGmailなどで利用するGoogleアカウントで、すべてのデータと利用サービスを管理することも注目すべきポイントだ。例えば、自宅でWindows PCを使用している場合も、ChromeやGoogleアカウントを利用するサービスであれば、Chromebookで同じ環境を引き継げる。GmailやGoogleカレンダーはもちろん、Googleドライブに保存したデータにも最新の状態でアクセスできるのだ。複数人で1台のChromebookを共有する場合も、Googleアカウントを使い分けてログインすれば、プライバシーを守ることができる。
●ユーザーのニーズを満たす、ポイントを押さえたスペックとサイズ
すでに米国では、Chromebookは普及段階に入っており、主に教育市場を中心に爆発的に売れている。…