ドコモ、5G屋外実験で4.5Gbpsの高速通信に成功
　実験に使用した車両と機材
　
　株式会社NTTドコモは、エリクソンと共同で、2月17日に神奈川県横須賀市において実施した第5世代移動通信方式（5G）の屋外実験で、15GHz帯の高周波数帯を用いて受信時4.5Gbps以上のデータ通信に成功したと発表した。
　
　同実験では、局所的なエリアをカバーするスモールセル環境での通信を想定し、屋外に設置された基地局（光張り出し構成）と測定用車両に搭載した移動局装置（携帯電話機に相当）を用いて実験を行った。今回使用した実験装置ではリアルタイム処理によるパケット通信のスループット検証が可能で、今後は無線伝送特性の詳細な解析に加えて、インターネットを介した4K動画配信の品質評価の試験も行う。
　
　また、同社はさらに高い周波帯であるミリ波を活用した5Gの移動通信を実現する「ビーム追従機能」の検証のため、ノキアネットワークスと進めてきた屋内実験において、2014年12月18日に70GHz帯を使って受信時2Gbps以上のデータ通信にも成功している。
　
　発表資料
　URL:https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2015/03/02_00.html
　2015/03/03