DNPは、食品スーパーマーケット たいらやの協力のもと、ネットチラシの閲覧状況とレシートの購買記録を結びつけてチラシの効果を明確化する実証実験を行う。
　
　　大日本印刷（DNP）は、「DNPネットチラシ配信サービス オリコミーオ！」のネットチラシの閲覧記録と、「DNPレシート読み取り家計簿アプリ レシーピ！」で読み取ったレシートの情報を連携させて、ネットチラシの閲覧とレシートの記録を結びつけることで、チラシを見て購買に結びついたことを明らかにする実証実験を開始する。
　
　　今回の実証実験では、食品スーパーマーケット たいらや（栃木県）で2015年3月3～31日に、ネットチラシの閲覧記録とレシーピ！に登録されたレシートの購入品目から、ネットチラシの閲覧がどれだけ購買に結び付いたかという相関を測定する。
　
　　これまで、折込チラシが来店や購買にどの程度結びついたかという客観的な分析は困難で、担当者の経験に基づく主観的な分析が主流であった。また、ウェブサイト上のネットチラシでは閲覧数などの計測が可能だが、購買に結びついたかどうかまでの把握は難しかった。このような背景から、同社は今回の取り組みに至った。今後はこの実証実験によって実行可能性の調査を行い、食品スーパーマーケットやドラッグストアなどの流通・小売企業などを中心に当サービスを提供していく。