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日本気象協会は、花見シーズンの4月4日(土)に皆既月食が起きることから、天気予報サイト「tenki.jp」内の情報発信コーナー「tenki.jpラボ」で3月26日より「月食花見」の情報を提供していく。今回のチャンスを逃すと、桜の時期と皆既月食が重なるタイミングは2032年までない。
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皆既月食は、月が完全に地球の本影に入ることで赤銅色に見える現象。今回は、皆既食だけでなく、部分食の始めから終わりまでが日本全国で見られる好条件。国立天文台によると、4月4日の19時15.4分に月が本影に入って欠け始め、月全体が本影に隠される皆既食は20時54.2分から21時06.4分まで続く。その後、本影から出て部分食が終わるのが22時45.1分。日本のどこで見ても時刻は変わらない。
tenki.jpラボは「月食花見プロジェクト」と題し、月食花見に関する調査結果を公表するほか、皆既月食の基礎知識や撮影方法などを掲載する予定。月食花見のお薦め鑑賞スポットも紹介する。さらに、Twitter 経由で月食花見の写真も募集するとしている。
ただし、日本は南北にとても長い国なので、“桜の時期”といっても地方によって大きく異なる。日本気象協会が3月20日に発表した「2015年桜開花予想(第5回)」では、桜前線は4月5日に北関東から南東北のあたりにある。このようすだと、九州から関東にかけての広い地域で貴重な皆既月食花見が楽しめそうだ。