政治そのほか速
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大阪府の中原徹教育長(44)が11日、教育長を辞職する考えを明らかにした。府教育委員会の臨時会議で述べた。部下らに対するパワーハラスメントや威圧的言動が問題視されていた。
中原氏のパワハラ問題を巡っては、大阪府教委の第三者委員会が2月20日、「教育長として不適切」などと批判する報告書を公表。現在開会中の府議会に、一部会派が中原氏の辞職勧告決議案を議長に提出したほか、府内41市町村の教育長が「毅然(きぜん)とした対応」を求める要望書を府教委に出すなど、中原氏の続投方針に対する批判が高まっていた。
第三者委の報告書によると、中原氏は施策などについて意見が食い違った部下職員4人に対し、配置転換や解職をほのめかしたり、大勢の前で叱責(しっせき)したりしていた。また、女性の教育委員に対して罷免(ひめん)要求をちらつかせていたという。
中原氏は橋下徹・大阪市長の大学時代の友人で、橋下氏の府知事時代に公募された府立高校の校長を経て、2013年春に教育長に就任した。