政治そのほか速
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岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長を無罪とした名古屋地裁判決を不服として検察側が18日、控訴したことを受け、藤井市長は検察側を「許し難い」と厳しく批判した。市議会は市長への対応を協議。市民からは「今まで通り応援したい」との声の一方、「検察が控訴したことで疑念が残る。真実をはっきりさせてほしい」と控訴審に求める意見が聞かれた。市政の先行きを心配し複雑な表情を浮かべる人もいた。
「市民に多大な迷惑をかけることを考えると許し難い」。検察側が18日、控訴したことを受け名古屋市内で記者会見を開いた美濃加茂市の藤井浩人市長は終始、厳しい表情を崩さず、検察側を批判した。
昨年6月の逮捕から約9カ月。名古屋地裁で無罪判決を勝ち取ったが、刑事被告人のまま市政運営に当たる事態が続くことになる。
「被告の肩書が残ることで市民の気持ちが晴れない原因になる。市長として対外的に市をトップセールス、PRするのも仕事だが、被告人の立場では少なからず影響が出ることは悔しい」と語気を強めた。
会見に同席した主任弁護人の郷原信郎弁護士は「控訴は不当極まりない。適切に証拠関係全体を見た上で判断したとは考えられない」と非難。検察側に対し、控訴取り下げを含めた適切な対応を求める要請書を送ったことを明らかにした。