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[ニューヨーク 12日 ロイター] – 米IBM(IBM.N: 株価, 企業情報, レポート)が、主要通貨を対象としたデジタル通貨と決済システムの構築に向け、「ブロックチェーン(デジタル台帳)」と呼ばれる仮想通貨「ビットコイン」の基本技術の採用を検討していることが12日、関係者の話で分かった。
この関係者によれば、IBMは銀行や決済機関を排除することで送金コストを減らし、即時送金や決済を可能することを目指している。ドルやユーロといった特定通貨の開放されたデジタル台帳上で行われるという。
すべての仮想通貨取引の台帳、ないしはリストであるブロックチェーンを使うことで、利用者は匿名で即座に、そして政府の規制を受けずに決済を行うことが可能になる。この仕組みはビットコインの重要な技術革新と受け止められている。
デジタル台帳は、個人や企業、銀行に管理されたサーバーにデータが蓄積されるのではなくオープンになっており、ビットコインのネットワーク上ですべての利用者がアクセスできる。IBMが検討している仮想通貨も同じような仕組みで機能するとみられる。
関係者によると、IBMは米連邦準備理事会(FRB)を含む複数の中央銀行と、ブロックチェーンによる決済システムについて非公式に協議を重ねている。中銀がIBMの計画を承認すれば、同社は安全で拡張可能なインフラを構築するという。
ただ、関係筋によると、計画は初期的段階にあり、ビットコインで問題となったマネーロンダリング(資金洗浄)、犯罪活動にどう対処するかも不透明だという。
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