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Apple Watchの予約開始まであと2週間に迫った3月末、App Storeには、Apple Watch向けのアプリを含んだiPhoneアプリが大量にリリースされた。
すでにAppleのメディアイベントで披露されたアプリは、同社のWebサイトでも紹介されている。しかしそれ以外にもたくさんのアプリが登場している。
日本の開発者のアプリも、「クックパッド」「エキサイトニュース」「Yahoo! ニュース」「Yahoo!乗換案内」「ヤフオク」「iSPEED株取引・投資情報」「JAL Countdown」「LINE」などが挙げられる。
4月24日の発売までの間に、さらに多くのアプリがWatchアプリを含むバージョンを公開するとみられており、Apple Watchを購入してiPhoneとペアリングした瞬間から、スマートウォッチの体験を始めることができるはずだ。
●「iPhoneとペアリングが前提」はアプリも同じ
Apple Watch向けのアプリは、2014年11月に公開された「WatchKit」を用いることで開発できる。しかし、Apple WatchがiPhoneとのペアリングを前提にしていることと同様に、WatchアプリもiPhoneアプリとの一体化が前提となっている。
前述のApple Watch対応アプリというのは、すなわち「Apple Watch向けアプリを含む」iPhoneアプリのことだ。
Appleがあらかじめ収録しているアプリをのぞいて、開発者がリリースするアプリは、iPhoneアプリとともに利用することが前提になる。単体で利用できるWatchアプリが作れないということは、開発者にとっては“制限がかけられている”という受け止め方になるだろう。
しかし、実際の使い勝手を考えてみると、現実的な選択でもある。例えば、クラウド上にあるデータにアクセスするアプリは、iPhoneがなければインターネットを利用できないし、ログイン時にIDやパスワードを入力しようにも、Apple Watchにはキーボードがない。
また、ディスプレイも小さく操作体系もiPhoneほど多彩ではないため、単体のアプリとして成立させることはかなり難しいと考えられる。こうしたアプリによってApple Watchの使い勝手を損なうことは、Appleも避けたかったのではないだろうか。
●スマートウォッチでのコミュニケーションを考えたNain
スマートウォッチ向けのアプリ市場がこれから本格的に立ち上がろうとするタイミングで、産声を上げた企業に、ネインがある。…