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Chromecast がアップデートで HDMI-CECに一部対応しました。再生と一時停止など、一部の動作にテレビのリモコンが使えるようになります。
Chromecast の大きな特徴として、本体にはリモコンなどが付属せず、操作はすべてスマートフォンやPCなど「キャスト」元デバイスのアプリを使う点があります。
技術的には Chromeブラウザのサブセットを内蔵しており、スマホアプリからはコンテンツの指定だけ受けてあとは Chromecast が自力でネットからストリーミング再生する仕組みですが、操作としてはあくまでスマホアプリで再生先にテレビを選ぶように見せています。
このような仕組みを選ぶことで独立したリモコンが不要、独自のユーザーインターフェースが不要、ユーザーはスマホなどですでに操作に慣れたアプリで、すでに見つけたコンテンツを「キャスト」するだけでテレビで再生でき、それでいて別アプリに移っても電波が届かなくなってもChromecastは再生を続ける、といった利点があります。
とはいえ実際に Chromecast を使っていると、映像の再生中にちょっと止めたいだけでもスマートフォンなどを操作しなければならないのは、まずスリープ復帰したりアプリに戻って画面上のボタンを目視して押して、と手間がありそれでまた不便です。
というわけで Chromecast では、HDMI-CECに対応してテレビのリモコンでごく一部の基本的な操作ができるようになりました。HDMI-CECは HDMIを経由して双方向にコマンドを送る規格。テレビのリモコンでレコーダーやプレイステーションなどのメディア再生を操作できるのはこの規格のおかげです。
最新のバージョン27946ではYouTubeや Google Play Music、そのほかサードパーティの AllCast、Plex、BBC iPlayer などのアプリで再生・一時停止への対応が確認されています。(使っているテレビがHDMI-CECに対応している必要もあります)。