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AiiA 2.5 Theater Tokyo
2次元のアニメや漫画の作品を実写化し、3次元である人間が髪型・服装・アクションなどを舞台上で可能な限り再現する2.5次元ミュージカル。その専用劇場となるAiiA 2.5 Theater Tokyo(アイア 2.5 シアタートーキョー、以下AiiA)が、2015年3月21日(土・祝)より1年間限定(予定)で、一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会(以下、協会)により始動した。それに先駆けて3月20日(金)、第一弾作品となる「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」の記者会見とともに施設・設備の紹介が同劇場にて行われた。
関連動画:この作品が第1弾です!「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」公開ゲネプロ
同劇場の大きな特徴の一つが、海外から直接チケットが買えること。登壇した協会代表理事の松田誠は「日本のアニメ、漫画が世界的に人気を集めていて、近年では2.5次元の公演を観るためだけに海外から日本まで足を運ぶ人もいる」と前置きし、これまでにない画期的な試みである英語チケット購入サイトについて解説した。販売はぴあ株式会社と株式会社ローソンHMVエンタテイメントにより行われる。
他言語対応字幕システム「Zimaku Air」
もう一つ大きな特徴として挙げられるのが、他言語対応字幕システムの「Zimaku Air」。メガネの形状をしており、レンズ部分に字幕が表示されるようになっている機器だ。これまでの字幕は舞台上の脇に流れていて、字幕を追おうとすると演者やパフォーマンスに集中できなかったり、字幕が必要でない人にとっては邪魔になったり、というストレスがあった。松田は「メガネ型ウエアラブル端末を使った字幕システムの導入により、自分だけで見られる字幕を実現しました。文字の大きさや、字幕の言語を選ぶことができます。さらには、レンズの上か真ん中か下か、字幕を表示する位置も選択できます」と解説。公演によって字幕言語や言語数は異なるが、ライブ・スペクタクル「『NARUTO-ナルト-』」の場合、英語、中国語、フランス語、韓国語が用意されている。貸出料は1,000円。
他言語対応字幕システム「Zimaku Air」
公演第一弾となる「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」が3月21日より開幕となった後は、手塚治虫の同名作品を初舞台化した『ドン・ドラキュラ』、ゲーム「薄桜鬼」を原作にした「ミュージカル『薄桜鬼』黎明録(れいめいろく)」、2.5次元ミュージカル人気の火付け役ともいえる人気シリーズ「ミュージカル『テニスの王子様』TEAM Live SEIGAKU」など注目の作品が目白押しだ。渋谷区の観光協会とも連携して運営されてるAiiAは、新たな観光スポットとなるか。
「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」
(c)Masaaki Fujita