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矢口真里・辻希美らの「脱毛娘。」イメキャラ就任は業界の新戦略?

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矢口真里・辻希美らの「脱毛娘。」イメキャラ就任は業界の新戦略?

矢口真里・辻希美らの「脱毛娘。」イメキャラ就任は業界の新戦略?

 

 元モーニング娘。の矢口真里(32)、辻希美(27)、高橋愛(28)の3人が、全身脱毛サロン・脱毛ラボのプロデュースによる新ユニット「脱毛娘。」を結成した。

 3月22日、都内で同ユニットの始動会見が行われ、3人が出席。今回のユニット結成について矢口は、「三児のママと新婚とバツイチですからね。脱毛ラボさんもすごいところに切り込んできたなと」とコメントし、すでに体験済みという同サロンの施術を「衝撃を受けるぐらいに優しい脱毛。全身、目の下から全部です。今はツルスベを目指して頑張っています」とアピール。また、交際中のモデル・梅田賢三との再婚について報道陣から問われると、「全くないワケではないので、可能性はゼロではない。男女の関係ですから、わからない」とサービストークを提供した。

 しかし、この「脱毛娘。」、元モーニング娘。を起用したかったということだけは分かるが、なぜよりによってこの3人なのか? 低身長ユニット「ミニモニ。」所属経験のある3名という共通点はあるが、矢口自身が口にしたように、「ママ」「新婚」「バツイチ」の組み合わせは斬新。特にクローゼット不倫事件で好感度急落した矢口をイメージキャラクターに起用する判断は画期的である。ネット上では「なんで脱毛エステなのにこの3人?」「矢口と辻と一緒に仕事なんて、高橋愛が気の毒」と批判的なコメントが続出している。

 脱毛サロンといえば、一昔前に比べて低価格が進み、多くの女性にとって身近なものになった。ここ数年で店舗数が激増し、熾烈な生き残り競争が勃発しているが、そんな状況下で他店との差別化を図る一手として、キャラクター起用戦略は重要だ。

 他の脱毛サロンのイメージキャラクターを見てみよう。「エピレ」ではローラ(24)、「ミュゼプラチナム」ではトリンドル玲奈(23)、「KIREIMO」では元AKB48の板野友美(23)がイメージキャラクターを務め、それぞれのサロンのHPや広告でツルツル輝く肌を露出している。彼女らに共通するのは「キレイになりたい若い女性たちの憧れ的アイコン」ということだろう。

 それに比べると、「脱毛娘。」は従来の脱毛イメキャラとは一味違う。炎上ママタレとして知られる辻と、自宅不倫からの離婚でイメージが大暴落した矢口がメンバーにいる時点で、脱毛サロンの主なユーザーである女性への訴求力が高いとは言い難いような……。

 そもそも彼女たちは元アイドルではあるが、ルックスの美しさで女性支持を集めたメンバーではない。特に辻と矢口はグループ卒業後、ブログでライフスタイルを見せたり、バラエティータレントとして活躍してきた。だが、他のサロンがキレイどころを集めている中、あえて彼女たちを選んだのは、既存のイメキャラ戦略では若く美容に関心の高い女性以外がターゲットから漏れてしまうため、「結婚したって油断できない! 新婚さんも脱毛しよう!」「ママだってキレイになりたい、ママも脱毛しよう!」という新たな消費者層の開拓の意味を持つ。そこへ矢口を投入したのは、やはりプロジェクトに話題性を持たせたいがための計算だろう。果たしてこれが吉と出るか凶と出るか?
(ルイコスタ松岡)

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