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モデルで女優の波瑠さんが、9月にスタートする2015年後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あさが来た」のヒロイン・白岡あさ役に決まり、東京・渋谷の同局で12日に行われた会見に登場。2590人の応募者の中からオーディションを経てヒロインの座を射止めたという波瑠さん。朝ドラのヒロインのオーディションに挑むのは今回が4度目で「これまで悔しい思いをしてきて、決まったヒロインを見つめ続けてきて、私と縁がないのかなと思ったこともあった」と振り返りながら、「頑張って続けてきてよかった。朝ドラのヒロインは私にとって『憧れ』です」と喜びを語った。
【写真特集】東京の会見で喜びを語る波瑠さん
また波瑠さんは、惜しくも涙をのんだ「てっぱん」(10年)、「純と愛」(12年)、「あまちゃん」(13年)の過去3回の朝ドラヒロイン・オーディションを振り返り、「負け続けることで『今度こそ』という気持ちになった」と告白。さらに新ヒロインとして「見てくださる人たちが朝、エネルギッシュな気持ちになるようなパワーをあげられるヒロインになりたい」と力を込めた。
波瑠さんは、1991年6月17日生まれ、東京都出身。06年に女優デビューし、14年公開の映画「がじまる食堂の恋」(大谷健太郎監督)で映画単独初主演し、今年公開の映画「アゲイン 28年目の甲子園」(大森寿美男監督)で主人公の娘役の演技も話題を集めた。波瑠さんはNHK・BSプレミアムの時代劇「おそろし~三島屋変調百物語~」(14年)でヒロイン役を熱演。朝ドラに出演するのは今回が初めて。
「あさが来た」は、93作目の朝ドラで、朝ドラ史上初めて幕末から物語がスタートする。ヒロインのあさは、大阪で炭鉱事業、銀行事業、生命保険事業など新しい分野に果敢にチャレンジし、日本で初めての女子大学設立に尽力するなど“明治の女傑”といわれた実業家・広岡浅子がモデル。劇中では、正義感に強く、好奇心旺盛(おうせい)な“おてんば娘”として描かれ、激動の時代の大阪を舞台に、明るく元気なあさと、あさを陽気に支えた“ボンボン”の夫の「おもろい夫婦」を中心にストーリーは展開する。脚本は連続ドラマ「不機嫌なジーン」(フジテレビ系、05年)や「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」(日本テレビ系、06年)などで知られる大森美香さんが手掛ける。