バレンシアガ tシャツ バイマバレンシアガ tシャツ 偽バレンシアガ tシャツ アウトレット 忍者ブログ

コスプレ ハロウィン シンデレラをピックアップ

政治そのほか速

パロアルトにカフェ風「弁護士ショップ」

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

パロアルトにカフェ風「弁護士ショップ」

 シリコンバレーの中核都市、パロアルト。

  人口などの数値上はサンノゼがシリコンバレー最大の街ですが、最も華やかなベンチャー的活気に満ちているのはパロアルトです。広義にはサンフランシスコもシリコンバレーで、サンフランシスコの方がずっと都会ですが、こちらはベンチャー以外のカルチャー的なものも多々あるのに比べ、パロアルトはよくも悪くもベンチャーシーンしか取り柄(え)が無いのが特徴です。

 

おしゃれなガラス張りの店

  そのパロアルトのアップルストアに先日行ってきました。不覚にもiPhoneのガラスを割ってしまったので。「149ドルです。20~30分で直ります」と言われ、やむない出費と思いつつ30分後に店に戻ると、「今日はあなたのラッキーデイ。なんと修理は無料です。お店のシステムにエラーが出てチャージできないから」。小さな幸せをかみしめながら店を出ると、正面に目に入って来たのは新しげなガラス張りのショップでした。「あら、新しい携帯屋さん?」と道路を渡ってしげしげと見てみると、なんとそれは弁護士事務所なのでした。

  オレンジと白でまとめられた店舗風の看板や内装はハイテク製品を売るおしゃれなお店の装い。店先に置かれたテーブルにはお兄さんがにっこり笑った顔写真付きのお店のカードと、白い紙に印刷された料金表が置かれています。

 

お手軽サービスで敷居を下げる?

  料金表を見ると、会社登記はDIYバージョンが99ドル、DIYに弁護士のチェックがつくと599ドル、全部弁護士にやってもらうと999ドル、とあります。DIY、つまり自分で全部やって99ドルって、ちょっとぼったくり感あり…。アメリカの会社登記は登記事項がかなり少ないので簡単です。私も弁護士なしでいくつか自力登記しましたが、取りあえず今日まで問題なく来ています。 弁護士に全部お願いするバージョンも、LegalZoomというサイトによれば一般的な弁護士費用は500~700ドルということで、999ドルは決して安くはありません。

  さらに料金表には、商標登録、米国特許出願、PCT国際特許出願などがならびます。また、個人関係もあり、遺言状作成、離婚、賃貸契約などなど。いずれも、ぱっと見、会社登記同様、特に格安という印象は受けません。 ただし、目新しいところで「弁護士との相談」という項目があり、こちらは15分45ドルから。

  これはつまり「料金は特別に安くはないが明瞭化、ショップ形式にして入りやすくし、かつ15分相談というお手軽サービスを設定することで弁護士利用の敷居を下げる」というモデルなのでしょう。

 

本の立ち読み、セミナースペースもあるが…

  さて、オンラインでちらりとリサーチしてみると、こちらのショップを開いたLegalForce社は、これまでTrademarkiaという会社名で、パロアルトのお隣のマウンテンビューに自らもベンチャーとして2009年創業。自社開発の商標サーチエンジンをベースとした商標登録代行を主たるビジネスとし、 これまでに2万3000件の商標登録申請を行ってきました。商標サーチエンジンは一般に開放されていますが、こちらは今では月間180万のページビューがあるとのこと。2012年の売り上げは700万ドル(約7億円)あり、外部投資は受けずに会社を経営、3フロアで700平方メートルほどの今回のショップは、その利益の中から200万ドルをつぎ込んでの開設のようです。

  法律関係の本が立ち読みできるほか、セミナースペースもあり、アメリカから姿を消しつつある本屋の代わりにコミュニティの中核になりたいとか。また、ベンチャーが多数ありアントレプレナーが常に行き来するパロアルトにショップを設けることで、「気軽に特許出願に立ち寄って欲しい」とのこと。

  とはいえ、その後、何度か通りかかっても店の中に客が入っていることはありません。シリコンバレーの住人といえども、ちょっと暇つぶしに法律の本を読んだり特許出願をしたりするほど変人ではなかったということでしょう。

PR

コメント

プロフィール

HN:
政治そのほか速
性別:
非公開

P R