政治そのほか速
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高齢者では、寝たきりにつながる恐れもある大腿(だいたい)骨(太ももの骨)の骨折。
岩手医大の八重樫由美助教(公衆衛生学)の調査では、2012年の患者数は25年前の3倍以上に増えて約18万人に上った。女性の骨折率は男性の約3・5倍だ。
大腿骨骨折は、毎年10月以降に増えて1月にピークを迎える。骨折予防に詳しい鳥取大の萩野浩教授は冬に増える原因について、「着ぶくれして動きづらくなるほか、風呂場の脱衣所やトイレなど寒暖の差が激しい場所で、血圧が急に変動してふらつくため。屋内での骨折が7割を占める」と説明する。
予防法としてはまず、骨を強化するために、カルシウムやその吸収を良くするビタミンDを食事で取ろう。1日に牛乳1杯。サケや生シイタケにはビタミンDが多い。日光浴も有効だ。次に運動。片足立ちやウォーキングでバランス感覚などを鍛える。室内の寒暖の差を減らすために暖房器具を効果的に使うのも大切だ。萩野教授は「1度骨折した人は、大腿骨骨折の危険性が数倍になる。骨密度を測り、骨粗しょう症の治療も検討しましょう」と話す。