政治そのほか速
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熊本県水俣市内の中学校に、国連環境計画(UNEP)の事務局次長からビデオメッセージが届いた。
昨秋、水銀の使用や輸出入を国際的に規制する「水銀に関する水俣条約」の早期発効を求めるメッセージを世界に発信したことに対する謝意を伝える内容で、各校で生徒たちに紹介されている。
市内4中学校の1年生約240人は昨年10月、条約採択1周年を記念したフォーラムに参加。生徒たちは、「水銀で涙を流さない世の中へ」などとするメッセージを短冊にしたため、各国に条約の早期批准を促した。
短冊は、透明な地球儀に貼り付けられ、同11月にタイで開かれた政府間交渉委員会で、120か国以上の政府関係者に披露された。
ビデオメッセージを寄せたUNEPのイブラヒム・チャウ事務局次長は「皆さんが世界の指導者に向けて、条約の重要性を力強い言葉で訴えたことに心より感謝します」と強調。「国連は条約を完全に履行することにより、水銀の危険との闘いを支援するため尽力します」と語った。
水俣第一中では28、29日に披露された。1年の原田明都夢(あとむ)君(13)は「自分たちの思いが、世界に届いたことを実感でき、うれしかった。水俣の悲劇が二度と起こらないようにしてほしい」と話していた。