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カヤックは25日、株主とともに会社をつくる「面白株主制度」の開始を発表した。初年度第1弾は面白株主限定ブレストコミュニティ「株主会議」、第2弾として株主もカヤックの採用活動に参加できる「株主人事部化大作戦」を実施する。
「面白株主制度」の開始を発表
鳩サブレープレゼントも
「面白法人」である同社は株主を「面白株主」と称し、共に会社を作る一員としている。このたび始まる「面白株主制度」は、株主との新しい関係性構築のために発足した。
第1弾として実施するのは面白法人限定ブレストコミュニティ「株主会議」。同社の文化であるブレインストーミングを、完全限定性のWebコミュニティ上で株主に体験してもらうというもの。同社のサービスや事業の方向性または制度について建設的なアイデアを自由に出してもらい、興味や理解を深め、より面白株主としての意識を高めてもらうことを目的としている。
第2弾は「株主人事部化大作戦」。株主にもカヤック社員の採用に参加してもらう制度である。株主紹介経由で社員が入社した場合、感謝の意を込めて株主に鳩サブレー39(サンキュー)枚が進呈される。本制度は、昨年より開始された、社員全員が会社を「じぶんごと化」して採用活動にも参加する「ぜんいん人事部化計画」を下敷きにしたもの。同社は本制度について、「株主にも採用活動に参加してもらうことで、よりカヤックにコミットし、社員同様に株主もカヤックを構成する一員であることを実感してもらえるのでは」と期待している。
銀行でロボット(人工知能)を活用する動きが活発化しています。ロボットの普及は、仕事のあり方を根本的に変えるといわれていますが、銀行という身近なサービスで導入が進むことで、普及に弾みがつくかもしれません。
[写真]人工知能ワトソンを発表するIBM(2014年9月、ロイター/アフロ)
三井住友銀行は、年内にも、米IBMが開発した人工知能「ワトソン」をコールセンター部門に本格的に導入します。昨年、同行は「ワトソン」に関するテストを開始、さまざまな状況において適切な回答ができるのかを検証してきました。このほど十分に実用に耐えると判断し、コールセンターへの導入が決定したわけです。
みずほ銀行や三菱東京UFJ銀行もワトソンの導入を進めており、近い将来、3メガバンクのすべてにおいて人工知能によるサービスが始まることになります。
人工知能は、高度な学習機能を備えており、顧客の曖昧な質問に対しても、熟練した行員のように適切な回答を導き出すことができます。コールセンターには「ATMの手数料はいくらですか」「ネットバンキングは私でも利用できますか」といった質問が数多く寄せられます。ATMの手数料といっても、自行のカードと他行のカードの場合は異なりますし、時間帯による違いもあります。ネットバンキングについても「ネットは利用できますか」と質問する人もいれば、「オンラインサービスってできるの?」と聞く人もいるはずです。慣れていないオペレーターは、「ネットで利用できますか?」という質問に対して「当社の『インターネット○×バンキング』に関するご質問でしょうか?」といった回答をしてしまいます。利用者はそもそも、そのサービスの名前を知らないのでわざわざ電話しているわけですが、経験が浅かったり、相手の気持ちを理解する能力に乏しい人の場合、このように利用者の立場を無視した回答をしてしまうわけです。
一方、人工知能であれば、このあたりの微妙な部分についても自律的に学習していきますから、誰がオペレーターになってもスムーズな案内ができるようになります。
正確性を要求される銀行の業務で人工知能を導入できるということは、あらゆる分野に応用が可能ということを意味しています。会社の情報システムに人工知能が入った場合、営業マンのメールや電話を人工知能がチェックし「あなたの言い方では顧客の気分を害する可能性があります」などと、人口知能から注意されることになるかもしれません。
米国ではすでにロボット記者やロボット医師、ロボット薬剤師が登場しているほか、現在、存在している仕事の約半数がロボットに置き換えられるとの予測も出ています。銀行の窓口対応がよくなったと喜んでいる間に、自分の仕事がなくなっているという事態もあり得るわけです。
(The Capital Tribune Japan)
本記事は「THE PAGE」から提供を受けております。
著作権は提供各社に帰属します。
大根、牛蒡、白菜、豆腐…。日本食に欠かせないこれらの食材を車にいっぱい詰め、日系人や中国人、在住邦人宅に訪問販売しているディオニシオ・カプチャ・イラリオおじさん(77歳)。ペルー在住者の間では、「野菜オヤジ」「豆腐おじさん」などの愛称で呼び親しまれています。
ディオニシオ・カプチャ・イラリオさん/77歳/ペルー在住/野菜の訪問販売
■これまでのキャリアと今の仕事について教えてください
わしゃアンデスの町、ワンカベリカの生まれでの。13歳の時、一人でリマに出て来たんじゃ。最初はカリャオ(リマに隣接する都市)の日系人、アウグスト・トウヤマさんの豆腐工場で働いた。でもトウヤマさんが工場をたたんで日本に行っちまってよ。わしより年寄りじゃから、もう死んでるかもの。で、その後リマのヒガシオナさんのとこ、これまた豆腐工場で働いて、1960年ごろからニシヤマさんとこでずっと働いた。今、わしが売ってる豆腐は、ニシヤマさんの豆腐さね。でも雇われの給金は僅かなもんさ。やっぱり自分で売るほうが金になるってんで、それで日本食材の販売を始めたってわけよ。最初は自転車でね。トラックも持ってたけど、酔っぱらって壊しちまった。はっはっは。今のワゴンに変えたのは最近よ。とにかくわしは、日系人とずーっと一緒に働いてきたんだ。
今扱ってる食材は、日系人や中国人が育てている野菜20種類ほど。夏はゴーヤやヘチマ、オクラ、ナス、キュウリなんかが出る。冬は大根、牛蒡、冬瓜、里芋かな。あとは乾麺、ぎょうざの皮、豆腐、揚げ、かまぼこ、餅、せんべいなど。出汁の素やみそ、ごま油なんかもあるよ。それを朝8時から夕方4時くらいまで売ってまわる。でも毎朝足りないものを仕入れにいくから、家を出るのは朝の5時だ。
■現在のお給料はどうですか?
週5日、1日30件ほどのお宅を回るかな。1軒あたりの売上は、20~50ソレス(約780~1,950円)とバラバラだ。時には一家で豆腐一丁(8ソレス/約310円)しか買ってくれん場合もあるから、なんとも言えんがの。昔はもっと売れたけど、今はスーパーやらメルカド(伝統的市場)でも、豆腐やネギ、白菜なんかを扱うようになったから、売上は随分と減っちまったわい。
日本の野菜や食材がぎっしり詰まった車内。漬物や納豆も売っている
■今の仕事で気に入っているところ、満足を感じる瞬間は?
そりゃ慣れてるってことだね。若い時からずっと豆腐や野菜を売ってきた。それに、独立してるってのはいいことだ。自分がやりたいようにやれるんだからな。
「息子と二人なので気楽じゃよ」とおじさん。「ヤスイ」「タカクナイ」「アリガト」と言った日本語は知っている
■逆に今の仕事で大変なこと、嫌な点は?
難しいことなんかないが、今は競合相手がいっぱいだから、商売は厳しいねぇ。それにもう一台車があったらもっと商売ができるけど、人を雇うのは難しい。以前雇っていた運転手も、「もっと給料をあげろ」ってうるさかった。今は息子と二人でやってるから、ま、トランキーロ(落ち着いている)さね。
■ちなみに、今日のお昼ごはんは?
昼は街の食堂で定食を食べることが多い。行きつけは「どんぐり」っていう日系人の店。今日の定食は、スープとオユキート・モンタード(9ソレス/約330円)。オユコっていうアンデス原産の芋を使った炒め物に、目玉焼きが乗ってるんじゃ。ただ、わしはもう年だし、量は食べれんから、スープは残すことが多い。もちろんデザートは別腹じゃ。
あと、この店は時々うちの商品を買ってくれるんで、店が忙しくない時は、それでゴーヤチャンプルーを作ってもらうよ。ゴーヤは身体にいいんじゃ。ずっと日系人と付き合ってきたから、日本の家庭料理はよく食べさせてもらったよ。今でも豆腐は食べるし、時々「ソパ・デ・ミソ(味噌汁)」も飲む。だからわしは元気なんじゃ。
本日の定食は野菜のスープ、オユキート・モンタード、ゼリー、飲み物
デザートはイチゴ味のゼリー
■日本人のイメージは? あるいは理解しがたいところなどありますか?
日本人(日系人含む)は真面目だし、優しいし、ペルー人みたいに嘘をつかんからいいわ。はっはっは。
■最近TVやラジオ、新聞などで見た・聞いた日本のニュースは何ですか?
ケーブルテレビがないから、日本のニュースはなんも知らん。でも、地震と津波は知っとるよ。えっ? もう4年も前か? もう大丈夫か? そりゃよかった。
■休日の過ごし方を教えてください。
休みは月曜と火曜日。火曜は野菜の仕入れ日じゃが、それは息子の担当だ。わしは家でテレビをみたり、奥さんの面倒をみたりしてる。わしの奥さんは目が見えんのでの、もう治らんのよ。だから休みの日は一緒にいて、いっぱい会話するんじゃよ。
■将来の仕事や生活の展望は?
もっと儲かったら、車をもう一台買って…。んー、それは息子の時代かの。わしゃもう年だしな。神様がずっとそばにいてくれるから、それでええ。真面目にやっとりゃ、いつだって神様は助けてくれるんじゃ。え? カトリック信者かって? まあ、そうじゃよ。教会には行ったことないがな。はっはっは。
とある会社の総務部(通称:窓ぎわ部)を舞台に繰り広げられる”ちょいゆる”系オフィスストーリー。(毎週月曜更新予定)
オオノマサフミ
1981年7月30日生まれ。東京都豊島区出身、板橋区在住のイラストレーター。2児の父。「コミカル」で「ほどよくゆるい」イラストを武器に雑誌・書籍・WEB・広告などで活動中。WEB「Good Mornin’ Studio」ブログ「じゃぽん。」
このところ何かと話題になるNHKですが、誰もが知っているテレビ局である一方、どのような組織なのか、その実態はほとんど知られていません。
NHK(日本放送協会)は、放送法に基づいて設立された特殊法人です。かつて日本にはNTTの前進である日本電信電話公社、JTの前進である日本専売公社、JRの前身である日本国有鉄道など、数多くの特殊法人がありました。しかし、一連の特殊法人改革によって、その多くが民営化され、日本郵政グループ(前日本郵政公社)の上場も目前となっていますから、日本年金機構など一部の例外を除くと、旧来の体制を維持しているもっとも大きな特殊法人のひとつということになるでしょう。またNHK本体とは別に、制作会社であるNHKエンタープライズ、NHKエデュケーショナルなど子会社・関連会社を17社所有しており、NHKグループを形成しています。
NHKは公共放送という位置付けになっており、国営放送とは明確に区別されています。理屈の上では政府の仕事を行っているわけではありませんが、受信料の支払いが義務付けられていることから、公金で運営されているという解釈になります。したがって、NHKの予算は毎年、国会の承認を得ることになっています。監督官庁ではなく国会の承認を得る仕組みになっているのは、行政府とは独立した組織になっていないと報道の中立性を保てないからです。
[グラフ]NHKの業務別予算(単体)「平成26年度収支予算と事業計画」から転載
NHKの予算はかなり巨額なものです。2014年3月期おける連結事業収入(民間の売上高に相当)は約7400億円もあり、このほとんどが国民からの受信料です。ちなみに地上波大手の日本テレビホールディングスの売上高は約3400億円ですから、2倍以上の規模があります。
職員数は約1万人を超えており(NHK本体のみ)、こちらも日テレの2倍以上あります。NHK職員の平均年収は財務諸表上では1200万円程度と計算されますが、手当などを含めた年収は1500万円に達するとの報道もあります。これは民間のテレビ局などに匹敵する水準と考えてよいでしょう。
ちなみにNHKは受信料の徴収業務の多くを外部に委託していますが、こうした徴収業務にかかる費用は580億円に達します。6400億円の受信料を確保するために、580億円の費用をかけているのですが、この金額の妥当性はもっと検証されてもよいでしょう。
NHKが国営放送ではなく独立性を持った公共放送であることには、それなりの意義があります。しかし、公共放送としての体制を維持していくためには、国民から理解され、支持されることが重要です。その意味で、より多くの人がNHKの経営実態をもっと知る必要があるでしょう。
(The Capital Tribune Japan)
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