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【3月2日 AFP】】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の第2回バルセロナ合同テストは1日、カタロニア・サーキット(Circuit de Barcelona-Catalunya)で最終日が行われ、ウィリアムズ(Williams)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が最速タイムを記録した一方、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)は、マシンの信頼性を証明することができなかった。
1分23秒063をたたき出したボッタスは、3日目にチームメートのフェリペ・マッサ(Felipe Massa)がスーパーソフトタイヤで記録したタイムを上回ったが、メルセデスAMG(Mercedes AMG)がソフトタイヤで出したタイムには一歩及ばなかった。
また、8日間の合同テストにおける最速タイムは、先月27日にニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)がマークした1分22秒792だった。この記録が、開幕戦のオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2015)における一定の目安になるだろう。
昨季は総合4位だったボッタスは、「最高の一日だったし、テスト最終日としては上出来だ」とすると、「僕らは、FW37の信頼性が非常に高いことを学んだ。メルボルン(Melbourne)で僕らが走らせるマシンは、競争力が高く、シーズンを面白くしてくれるはずだ」と自信をみせた。
フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が2番手タイムを記録し、スーパーソフトタイヤを選択したザウバー(Sauber)のフェリペ・ナスル(Felipe Nasr)が3番手で続いた。
メルセデスは、速度よりも距離を重視。ロズベルグは148周を走行して、7番手タイムだった。
一方で、マクラーレン・ホンダは2週間後に開幕戦を控え、新型車「MP4-30」に不安を抱えた状態となっている。
ジェンソン・バトン(Jenson Button)は30周の走行にとどまり、ソフトタイヤを選択したものの、首位ボッタスとは2秒以上差をつけられた。
マクラーレン(McLaren)のエリック・ブーリエ(Eric Boullier)レーシング・ディレクターは、「この4週間を振り返っても、われわれの冬季テストプログラムは難航したと言える」とコメントした。
「シーズン序盤は苦しむ可能性が高いにしても、われわれは力強く速いマシンに改良していく自信がある。マシンに潜む底知れない可能性を引き出すことができると信じている」
ロータス(Lotus F1 Team) のパストール・マルドナド(Pastor Maldonado)は、午後のセッションでクラッシュに見舞われたが、自力でマシンを脱出し、無傷だったという。