２０２０年東京五輪・パラリンピックの準備状況を確認する国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）の調整委員会と大会組織委員会による第３回会合が４日、東京都庁で始まった。

　　昨年１２月にＩＯＣが五輪改革案「アジェンダ２０２０」を採択してから初の会合で、開催都市に提案権を認めた追加種目の選定方法などが協議される。

　　追加種目について組織委の森喜朗会長は「国民の関心が高いテーマ。（決定までの）スケジュールやＩＯＣの考え方を示してもらいながら、議論できることを期待している」と述べた。

　　今月中にＩＯＣに提出予定の開催基本計画の内容も報告され、調整委のジョン・コーツ委員長は「東京はアジェンダをしっかり反映していたし、新しい方向性を示してくれると思う」と期待感を示した。また、組織委が見直しを進める会場計画については、早期確定を求めた。