政治そのほか速
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3月21日、ヤンキースや巨人で活躍した松井秀喜氏(40)が元チームメートのデレク・ジーター氏とともに東日本大震災のチャリティイベントに参加した。盟友との息はぴったりで、現役時代と変わらぬ友情の深さを周囲に印象づけた松井氏だが、その姿をどこか冷めた様子で見つめていた人物が1人いたのである。
それは、同イベントの発起人を務めていた巨人・原辰徳監督。「巨人」よりも「ヤンキース」のチームカラーのほうが明らかに色濃くなりつつある松井氏とはここ最近、急速に関係が冷えきっているという。
球団関係者が明かす。
「ゴジ(松井氏)がヤンキースのGM特別顧問に就任したでしょう? ウチは幹部たちがゴジに非公式ながら次期監督就任のラブコールを送り続けてきたわけだから、普通に考えれば監督は『大ショック』となるはずだけど‥‥。実を言うと現場レベルではほとんどの人間が『どうせ監督はやるわけない』と思っていたからゴジのヤンキース復帰を冷静に受け止めているんだよ。中でも原監督はとりわけ冷淡で、『あっ、そう』という感じでしたからね。ただ、その表情はどこか怒りを押し殺しているという印象も拭えなかった。まあ、ここまでの経緯を振り返ればそれも無理ないんでしょうけれど‥‥」
巨人は渡辺恒雄球団最高顧問を筆頭に白石興二郎オーナーら複数の幹部たちが松井氏に対し、現役引退直後から「原監督の次の指揮官になってほしい」と球団としての意思を執拗に伝えてきた。こうした“お上”の意向を踏まえ、原監督も一時期は2人だけで会食を重ねるなど松井氏を熱心に口説こうとしていたが、それも昨年秋頃からトーンダウン。それどころか複数の球団関係者によれば、みずからのポジションをせっかく禅譲しようとしているにもかかわらず、煮えきらない曖昧な返事ばかりを繰り返す松井氏について、
「本当にどうしようもなくハッキリしないヤツだな」
と憤り、強い嫌悪感を示し始めたというのである。
カンボジア1部リーグに参戦するカンボジアンタイガーFCは30日、都内で新体制発表ベントを開催した。
昨季までプノンペンFCという名称だったが、財政難で解散寸前に追い込まれたところに新たな日本人オーナーが手をさしのべ、カンボジアンタイガーFCとして再出発を図る。
運営会社の株式会社フォワード代表取締役社長を務める加藤明拓氏は「チームがカンボジアの夢と勇気と希望の象徴、国民の生活に欠かせない心の潤いとなり、選手の姿を見て『私も頑張ってみよう』と一歩を踏み出せるような存在にしたい。目標はASEAN No.1です」と力強く語った。
今季はアルビレックス新潟プノンペンが撤退したため、11チームで7月の開幕を迎える見込みとなっている。なお、11チーム中10チームが拠点を置いているのが現状で、地方との格差は大きい。
また、スポンサー費や応援会員(個人会員)費の一部を使い、未だ首都プノンペンと経済格差の大きい地方を中心に、年間5000個以上のボールを子供たちへ配布する「1チャイルド1ボールプロジェクト」の開始も発表された。
衣食住もままならない生活を送っている子供たちが多くいる中、サッカーボールを配ることで「カンボジア全国民に夢や希望や笑顔を生み出せるような存在になりたい」と加藤氏は意気込んでいる。
さらに、Jリーグ界隈で破壊的な人気を誇る愛媛FCの非公認マスコット「一平くん」とのコラボレーション企画も発表された。
当初、カンボジアンタイガーFCは一平くんに公式マスコットのオファーを出したが、自身が「タイガー」ではなく、特定チームのマスコットになれない事情もあり固辞した。
しかし、男の中の男、一平くんは「じゃあオイラが一皮脱いでマスコットをどうにかしよう」と立ち上がる。
「マスコットは探すんじゃない、オイラが作るんだ」と息巻く一平くんはクラウドファウンディングサービス「CAMP FIRE」を利用して資金集めを始めると明らかにした。目標金額80万円の達成を目指していくという。
カンボジアンタイガーFCは新たなスタート地点に立ったばかりだが、加藤氏は「現状プノンペンとその周辺からしか選手を探すことができない。でも、今後はユース育成にも力を入れて、地方から選手を発掘できるようになれば」と未来に向けたビジョンを語る。
クラブの独立採算の確立や、カンボジアサッカー界の改革など課題は山積みだが、将来に大きな可能性を秘めた挑戦となりそうだ。
カンボジアンタイガーFC公式HP:http://www.cambodian-tiger.com/
テニスのマイアミ・オープンは30日、米フロリダ州マイアミで行われ、男子シングルス3回戦が行われ、世界ランキング5位で第4シードの錦織圭(25=日清食品)は世界39位で第32シードのビクトル・トロイツキ(29=セルビア)と対戦。6―2、6―2で快勝し、4年連続の4回戦進出を決めた。
錦織はトロイツキの強烈なサーブによく対応し、いきなり第1ゲームをブレーク。第2ゲームをブレークバックされたが、2―2の第5ゲームでバックハンドの応酬から相手のアウトを誘ってこの試合2度目のブレークに成功し、主導権を握った。錦織は第7ゲームもブレークして第4ゲームから4ゲーム連取し、5―2とリード。第8ゲームもきっちりキープして第1セットを先取した。
第2ゲームも自らのペースを守って着実にポイントを重ねる錦織は、第3ゲームでブレークに成功。トロイツキが腰の治療のためメディカルタイムアウトを取った直後の第4ゲームもあっさりラブゲームでキープし、第7ゲームもブレーク。世界39位の相手に格の違いを見せつけて1時間3分で快勝し、順当に16強に駒を進めた。
4回戦ではダビド・ゴフィン(24=ベルギー)―イェルジ・ヤノウィッツ(24=ポーランド)の勝者と対戦する。
初戦2得点を奪ったヒーローに、2試合目の出場機会は与えられなかった。U-22代表FW野津田岳人(広島)は、「試合に出たいという気持ちはあった」と唇を噛みながらも、「最終戦にしっかり準備して臨むだけです」と31日に行われる第3戦U-22マレーシア戦への出場に意欲を燃やしている。
マレーシア戦の前日練習はスコールと雷の影響により、わずか10分で中止に。あまりの土砂降りに野津田は「ビックリしました。雨は半端なかったですけど、気持ち良かったですね」と笑って答えたものの、「(マレーシアに入って2週間以上が経ち)慣れたと思っていましたけど、今日の雷は一番怖かったです」と大きな音をとどろかせる雷に驚きを隠せなかったようだ。
この日、脳震盪の影響で帰国するDF岩波拓也(神戸)、そして所属クラブの意向により2試合限定出場となっていたFW南野拓実(ザルツブルク)の2人がチームを離れた。野津田は「起きたら、2人とももういなくなっていて…」と苦笑したが、2人の思いはしっかりと受け取っていると話した。
「昨日、『予選を突破して、また会おう』という話はしました。2人からも食事のときに『頑張ってこい』『突破を決めてきてください』というあいさつがありました。ただ、拓実はちょっと恥ずかしがっていましたけどね(笑)」
第2戦での出場機会はなかったものの、逆に「疲れはしっかり取れたし、コンディションは上がっている」とコンディションは万全。「練習試合を含めて点を取り続けられているので、この流れで続けて点を取れるようにできればいいと思うし、ドンドン狙っていきます」と意気込みを示した。
(取材・文 折戸岳彦)▼関連リンク
AFC U-23選手権2016予選特集
3月25日からアメリカ・マイアミで開幕した「マイアミ・オープン」(WTAプレミアマンダトリー/ハードコート)。
日曜日に行なわれた3回戦。セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)の横を鋭い勢いでボールが通り抜けてエースになると、場内からは大きな歓声が起きていた。
セレナもまた、その雰囲気につられて歓声の中に混ざっている気持ちだったと話している。誰もがセレナと戦う歳下で、不利な状況の対戦相手がいいプレーをするのを望んでいた。
”CiCI”の渾名で呼ばれる15歳のキャサリン・ベリス(アメリカ)は、わずか41分、1-6 1-6のスコアでセレナに敗れ、3回戦で姿を消した。
「そうね、この試合に勝ててすごくうれしい、という感じかしらね」と33歳のセレナは言う。「タフな試合だったわ。彼女は若く、そして同じアメリカ人。みんな彼女のような選手がいいプレーをするのを望んでいたでしょうしね」。
セレナはこれで今大会では8度目となる優勝にまた一歩近づいた。
昨年の全米オープンでのベリスは、大きく注目された存在だった。しかし、世界ナンバーワンを相手にはどうしようもなかったようだ。セレナはこの試合で交わされた65ポイント中51ポイントを奪い、7度のサービスゲームでわずか2ポイントしか失わなかった。
だが、惨敗の後もベリスは笑顔を作ってみせた。「すごくナーバスになっていた」とベリス。「彼女を相手に、どうやったら自分のゲームができるのか全然わからなかった。彼女とは今まで一度も対戦したことがなかったし、彼女のことはテレビで見る人だとしか思っていなかったから」。
また、ベリスは「彼女は私にとってはアイドル的な存在。アメリカ人で、世界ナンバーワンで、史上最高の選手。彼女とプレーするのはとても怖かったわ」とも話している。
ベリスにとっては大きなスタジアムでの試合は初めてで、序盤から雰囲気に圧倒され、セレナにオーバーパワーされた。5フィート6インチ(WTAのプロフィールでは168cm)の彼女は、彼女よりも恐らくは歳下の何人かのボールパーソンよりも小さかった。
セレナは観客たちがベリスの活躍を望んでいたのを理解し、ベリスに勝った後に、いつもなら見せる拳を突き上げて喜びを表現するパフォーマンスを控えていた。セレナが13本のサービスエースを奪ったのに対して、ベリスは1本。ベリスは世界ナンバーワンのジュニアだが、まだアマチュアの選手でもある。…