政治そのほか速
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愛知県半田市を中心に知多半島で醸造を切り口にした街おこしの取り組みが進んでいる。ぽん酢で有名なミツカンホールディングスをはじめ、同市や周辺の市町村では古くから醸造業が盛んだった。2015年には半田市に醸造関連の新たな観光スポットも誕生することもあって、観光客数を将来的に2倍にしたいと関係者は意気込む。
「具材はどれくらい入れればよいでしょうか」「どれくらい保存可能ですか」
みそ玉つくりを楽しむ参加者
国登録有形文化財の「小栗家住宅」内にある半田市観光協会の「蔵のまち観光案内所」で13、14日に「みそ玉ワークショップ」が開かれた。近隣の武豊町にある中定商店の豆味噌を使用して、インスタント味噌汁のもととなる「みそ玉」を作るイベントだ。
味噌とだしとなるかつお節などを混ぜ、具材などをのせラップで包めば完成する。あとは食べたいときにお湯をかければよい。地元の醸造文化を知ってもらおうと同協会などが企画した。参加した41歳主婦は「あまり地元の味噌は意識していなかったが簡単にできるし、今回この味噌を買って帰る」と感想を語った。
半田市では現在、「醸(かもす)―KAMOSU―プロジェクト」と呼ぶ醸造を切り口にした街おこしの取り組みが進んでいる。13年に半田商工会議所が創立120年を迎えるのに合わせ、12年から始めた。当初、知多商業会議所として誕生したこともあり、半田市だけでなく、近隣の市町村の関係者も参加している。
地元飲食店で醸造品を使った「醸すランチ」を提供するイベントや、知多半島の酒蔵を巡るバスのモニターツアーなど様々な催しを実施。今秋から地元のタクシー会社が知多の酒蔵を巡る予約制の観光コースをつくるなど、事業化に結びついたものもある。