政治そのほか速
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阪神・藤浪晋太郎投手(20)にピリピリムードが漂っている。今季、自身最大のポイントである球界屈指の右腕で広島のエース・前田健太投手(26)とのコラボ自主トレの“成果”が確認できないためだ。
右腕は1日、甲子園の室内練習場で調整の汗を流した。前日の2月28日、高知・安芸でのオリックスとの練習試合で右手中指を負傷したが「影響はない」と話した。
だが、自身の今季開幕登板となる3月29日・中日戦(京セラドーム)と、10日の侍ジャパンvs欧州代表戦(東京ドーム)に向けた“二重調整”を強いられている。
「正直、難しい。(10日が自分の)調整の試合というのもどうかと思うし、シーズンに向けて(準備を)やらないといけない時期ですしね」と複雑な心境を明かした。
さらに頭を悩ませているのは、“脱力投法”をテーマに前田らと行った合同自主トレの成果の是非。「まだ、力が入るときもあるけど(コツを)つかみつつある。オープン戦期間中に何とか自分のモノにしたい」と話すが、先輩右腕とは4月10日の広島戦(甲子園)までスケジュールが合わず。伝授された奥義を実践する姿をみてもらえないのだ。
「藤浪も自分で完成させたかったが、そこまでには至らず、前田から直接に助言をもらいたかった。ところが侍ジャパンの試合と10日からの広島とのオープン戦が丸被りで会えない。本人としては20日の京セラドームでのオリックス戦までに解決したかったようです」(球団関係者)
脱力投法は、苦手のマウンドへの対処法でもあった。昨季は京セラドームで3試合に登板したが1勝2敗、防率5・40と苦戦。「マウンドの傾斜が(甲子園と比べて)ないためボールが浮いてしまう」と対応に苦慮していたからだ。
新投法がマスターできなければ、今オフの自主トレ計画にも影響が及ぶ。「後輩選手を引き連れて他球団の選手との自主トレを計画しているそうだ。そうしたことも、まずは自分が成功を実証しないと第2弾は幻になる」(同)
不安要素解消のメドがたたないまま、右腕の開幕への調整は続く。 (山戸英州)