政治そのほか速
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転出が進んで県内に1万6000戸以上ある仮設住宅のうち4分の1が空いており、住宅用地やホテルなどが不足している被災地の自治体から、有効活用するためにルールの緩和を求める声が上がっていたという。
新たに入居が認められるのは、医師や看護師、介護福祉士など、被災地で活動する医療・福祉関係者ら。警察官や消防団員などのほか、県内への定住を目指す県外の人なども対象になっている。最長1年間の利用が可能で、家賃は間取りによって異なり、月7500円(1DK)~1万5100円(3K)。入居を認めるかどうかは、仮設住宅を管理する市町村が個別に判断できる。期間は2016年3月末まで。
県によると、仮設住宅は1月30日時点で県内に1万6607戸あるが、このうちの4436戸が空いているという。自力で自宅を確保した人や災害公営住宅に当選した人などが転居して空きが増えているという。
県によると、仮設住宅に入れるのは被災者に限られていたが、国が昨年1月、運用を変えたため、制度上は既に被災者以外も入居できる仕組みになっている。県の担当者は「復旧、復興を進めるために活用してほしい」と話している。
浜通り地方には、原発の廃炉や除染、復興関係の工事に関わる作業員らが数多く滞在しており、医師らが滞在するホテルなどが慢性的に不足している自治体がある。南相馬市の担当者は「医療に限らず、被災地では人手不足が続いている。仮設住宅の活用で、被災地のために働きたいという人の声に、少しでも応えたい」と話している。