政治そのほか速
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東日本大震災で、建物直下でも地盤沈下や地割れが発生しており、復旧後、7月までに元の場所に戻す予定だ。
この日は、ワイヤを付けてジャッキで約70センチ持ち上げ、鋼鉄レール上をウィンチでゆっくり引っ張る作業が行われ、1時間半ほどで約20メートルの移動は完了。柱が地上の石の上に立つ構造のため、柱をつないで一体化する土台を整え、全体の重さは推定約300トンという。
市は昨年7月から、同住宅の公開を中断し、復旧工事を進めている。住宅本体に発生した土壁の亀裂、床の間の損壊などの補修は、元通りに戻した後に取り掛かる予定。工期は今年11月までで、総事業費は約1億9400万円。
同住宅は江戸中期の1727~28年、名主の住居として、東金街道沿いに建てられた。上から見るとL字形の曲がり屋は、南関東では非常に珍しいといい、「茅葺(かやぶき)平屋寄棟造(よせむねづくり)」が採用されている。市が1991年に寄贈を受け、2000年に同公園に移築復元。年間約1万人の見学者が訪れるという。床面積は約316平方メートルあり、復旧工事の関係者は「これほどの規模の建物を移動するのは珍しい」と話した。