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「東京特許許可局」という早口言葉にも登場する「特許」。よく「特許を取得してお金持ちに!」なんて夢を抱く人がいますが、そもそもこの「特許」を取得するにはどうすればいいのでしょうか? 今回は特許を取得する際のプロセスをご紹介します。
■特許の取得にはとにかく時間がかかる……
特許を取得するまでには、大まかに
・「出願」⇒「出願公開」⇒「審査」⇒「登録」
という4つのプロセスがあります。
●出願
まずは「出願」をしないといけませんが、その前に自分が考えたアイデアや発明品が、新しいものか調べないといけません。もし似たような機能を持つものや、類似するものが先に出願されていれば、特許取得は不可能です。特許庁のホームページですでに出願されているものが確認できるので、アイデアがかぶっていないかチェックします。ここで見逃してしまうと、この後の行動は全て意味がなくなるので、じっくりと調べないといけません。かなりの時間を必要とする作業です。
もし他に似たものが見つからなければ、出願の準備です。特許庁が定めた形式に沿って、どういったもので、どんな機能があるのかを書類にまとめます。書類は「願書」「明細書」「図面」など複数あり、文章の作成も独特なものになっています。自分で作ることも可能ですが、特許事務所などに依頼するのが確実でしょう。
出願に必要な書類を作成したら、いよいよ出願です。出願は特許庁に直接持ち込むか、郵送、またはオンラインでの申し込みが可能です。出願時に必要な費用は「1万5,000円」。持ち込みや郵送の場合は「1,200円+書面枚数×700円」が必要です。もし書面枚数が10枚なら8,200円の手数料になります。提出したらひとまず「出願」は完了です。
●出願公開
出願してから1年6カ月が経過すると、出願した内容が一般に公開されます。これが「出願公開」です。「自分のアイデア」として世に公表されるので、類似品が登録されたりすることがなくなります。
よく目にする「特許出願中」というのは「出願はしているけど公開はされていませんよ」というアピールなのです。自分のアイデアが特許取得した場合、自分の出願後に同じアイデアを出した人に対して差し止めや損害賠償の請求を行うことができます。
さて、出願公開はされましたが、これだけでは「特許権」は発生しません。特許を得るためにはさらに審査が必要なのです。
●審査
特許権を得るには、特許庁の審査官による「審査」を受けないといけません。…