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今年も2月14日のバレンタインデーがやってきた。読者のみなさんは、すでにチョコレートの調達はお済みだろうか?
血液・粘液・黄胆汁・黒胆汁のバランスが人の命を左右するという「四液体説」が広く信じられていた時代から、チョコレートの"媚薬効果"は世界中で注目されてきた。そのようなものを「愛を誓う日」に贈ることは、まさに妥当な行為にも思えるが、ウラに様々な企業の思惑が入り混じっているのが現代のバレンタインデーの実態である。
しかしこのようなバレンタインデーの風習も、あと数年で終焉を迎えるかもしれない。というのも、「2020年にチョコレートは世界から消える」との仰天予測があるのだ!
■高騰する原料、拡大する消費
昨年11月、英紙「メトロ」が報じたところによると、このような見解を表明したのはスイスの大手チョコレートメーカー「バリーカレボー」である。同社の発表によると、世界では近年、チョコレートの消費が急増しており、2020年には原料のカカオ不足問題が深刻化するという。
2013~2014年にかけてバリーカレボーが販売したチョコレートの量は170万トンであり、近年は毎年10%以上の伸びを記録してきた。そして2014年、カカオパウダーの価格は前年比プラス25%という驚異的な上昇をみせた。消費の拡大、さらには原料の不足と高騰がメーカーを直撃し、結果として"チョコレートの枯渇"という前代未聞の事態が引き起こされる可能性があるのだ。
このような未来を回避するために我々ができることはただ1つ、「チョコレートを食べる量を減らすこと」だとバリーカレボーは指摘する。格差社会よろしく一部の富裕層にしかチョコレートを味わうことのできない時代が再び訪れてしまうのか? いずれにしても、義理チョコのような不毛な風習は、もう終わりにした方が人類のためになるのかもしれない。
(編集部)
実年齢より少しでも若く見られようと、多くの人は涙ぐましい努力を続けている。最近では、あどけない子どもっぽさを演出する「童顔メイク」まで流行っているようだ。しかし世界には、メイクなどしなくても圧倒的な若さを保ち続ける、つまり幼いままで成長が止まってしまった人が存在する。
今月9日付の英紙「The Daily Mail」によると、中国四川省に暮らすゼン・ユイシャンさんは、19歳にもかかわらず7歳児の容姿を持つ女性だ。その原因は、幼少期に脳下垂体に発生した腫瘍が、彼女の成長を止めてしまったことにあるのだという。
【その他の画像はこちらから→http://tocana.jp/2015/02/post_5775.html】
脳下垂体とは、その名の通り脳の直下に位置し、さまざまなホルモンの分泌をつかさどる豆粒大の器官だ。そのため、7歳で脳下垂体腫瘍と診断されたゼンさんの身体では、成長ホルモンや性ホルモンの分泌がストップ。適切な治療を受けることもできなかったため、彼女は永遠の7歳として生きることを余儀なくされたのだ。
ゼンさんの人生は、これまで苦難の連続だった。まず、脳下垂体腫瘍を患った娘の治療方針をめぐり両親が対立、そして離婚。娘を引き取った父親は、治療費を捻出することができず、病気は放置されてしまう。やがて生活に困窮すると、2人は各都市を転々としながら物乞いで暮らし始める。一向に成長しないゼンさんの不思議な容姿が、人々の同情を集めるために一役買ったのだ。ところが2013年に父親が胃ガンで死去、その後のゼンさんは1人で必死に生き抜いてきた。
しかし今、そんなゼンさんに救いの手が差し伸べられた。性別も分からないほど悲惨な姿で物乞いをする様子を見かねた夫婦が、彼女を養子として迎え入れることを決めたのだ。すでに自立した2人の娘に次ぐ3人目の娘を得たグオ・リュー(50)さんは、
「旧正月が開けたら、ゼンを治療できる医者を探しに北京まで行くつもりです」
「今のところ彼女は元気にしていますが、私たちが面倒を見てあげられなくなっても問題がないように、自立を助けてあげたいのです」
と語っている。ゼンさん自身も、新しい両親を愛しているようだ。彼女にとって一番の望みは、学校に通うことだという。
さて、オックスフォード大学のアシュリー・グロスマン教授(内分泌学)によると、小児期の脳下垂体腫瘍は非常に稀なもので、現在は1日1回成長ホルモンを注射する治療法も確立しているようだ。ゼンさんに効果があるかは彼女の骨年齢次第だが、試してみる価値はあるという。心優しい両親のもとで、新しい人生をスタートさせたゼンさん。今後は、これまで諦めてきた色々なことに挑戦してほしい。
※画像は「Wikipedia」より