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「みんな知っていた? イチローはキャリアでインフィールド・ダブルを6度も記録している」
マーリンズのイチロー外野手がメジャー14年間で記録した“隠れ記録”が話題を呼んでいる。
地元紙「マイアミ・ヘラルド」のジョー・トレッザ記者が自身のツイッターで「みんな知っていた? イチローはキャリアでインフィールド・ダブル(内野二塁打)を6度も記録している」と驚きを込めて“トリビア”を発表した。
メジャーでも“内野二塁打”は珍しく、昨年7月にレッドソックスのムッキー・ベッツが記録した際には、地元メディアで大きく取り上げられている。この時は、ベッツが三遊間の深い位置にゴロを打ち、遊撃手からの送球が間に合わずに一塁はセーフ。さらに、ベースカバーが入っていなかった二塁を狙いツーベースとし、客席からはベッツに対する大きな拍手が沸き起こった。
2010年6月のレンジャーズ戦では失策が訂正されて「一塁内野二塁打」に
Baseball-Reference.comによると、イチローの“内野二塁打”の内訳は、ルーキーイヤーの2001年が1本、2009年が3本、2010年が2本となっている。そのうちの1本を紹介しよう。
2010年6月9日のレンジャーズ戦で、イチローは5回1死で左腕C・J・ウィルソンから一塁線への強い打球を放つと、一塁手が捕球できずにボールを弾いた。この間にスピードを生かして一気に二塁まで到達。直後は失策と記録されていたが、7回の4打席目を終えたところで二塁打に訂正され「一塁内野二塁打」が生まれている。
イチローは絶妙なバットコントロール、打席から走り出す1歩目の速さ、そして塁間を駆け抜ける圧倒的な走力で出塁を重ねてきた。アクシデント的な要素が必要なケースがほとんどとはいえ、スピードや的確な状況判断が必要で、メジャーでも滅多にお目にかかれない内野二塁打を6本もマークしていることは、安打製造機の尋常ではないアスリート能力を示している。だからこそ、地元記者も驚きを隠せなかったようだ。
メジャー通算3000本安打の金字塔まで156本と迫っているイチロー。積み上げてきたヒット1本1本を振り返れば、様々な記録が眠っているのかもしれない。