政治そのほか速
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史実に沿った正統派からファンタジーを盛り込んだフュージョン作品まで、多彩なタイプの作品が視聴者にアピールしている韓国時代劇。3月放送の魅力あふれる2作品の見どころを紹介!
『王の顔』『太陽を抱く月』の写真を一覧で見る
まずは今年2月に韓国での放送が終了したばかりの最新作『王の顔』。1575年、朝鮮王朝第14代王・宣祖と側室の母・恭嬪キム氏の間に次男として生まれ、15代王となった光海君が度重なる苦難を乗り越えて王位に就くまでの波乱の物語だ。光海君をはじめ、父・宣祖、その側室・貴人キム氏など実在の人物が数多く登場する本作は、史実を踏まえつつもストーリーはほぼフィクション。さらに“観相”という素材が重要なモチーフとして取り入れられているのに注目したい。
観相家から「君主の相ではない」と言われたことを気に病む宣祖は、王の観相について書かれた書物『龍顔秘書』の存在が公になることを恐れている。やがて、息子・光海君と想いを寄せ合う娘ガヒが、自分に足りない部分を補完する相の持ち主だと知り、彼女を自分の側室にしようと考える。一方、光海君は世子(後継者)としての立場が危うい上に、運命の相手と信じるガヒとの悲恋に苦しむことになる。
宣祖の世は、日本からの2度にわたる侵攻を受けて王が都を捨てて避難し、人々が苦難を強いられた時代だった。光海君は側室との間に生まれたことから世子として正統性が問われ、後継者争いや政治闘争の中で兄弟を殺したことなどから暴君としての側面もあるものの、権力争いの犠牲になったという見方もあり、昨今はその悲劇性や功績をクローズアップした作品が作られている。本作では光海君役のソ・イングクが純粋で誠実な魅力を発揮して、若き王の成長とロマンスを感動的に演じ、俳優としてステップアップした。
■【注目】見どころポイントはここだ!
●“観相”という珍しい題材を通して描く権力闘争
宮廷に渦巻く父と息子(王と王子)の確執、権力闘争の行方
●運命の女性を巡る悲劇的なロマンス
ひとりの女性を巡って父と三角関係となる主人公の悲劇
●さまざまな人間の欲望が渦巻く群像劇
野望あふれる観相家や側室など、多彩な登場人物が織り成す人間模様
放送情報
そして、おススめしたいもう1作は、多くのファンを獲得した超話題作『太陽を抱く月』。今回、ビデオ版字幕によりノーカット放送される。ベストセラー小説を原作とした本作は、朝鮮王朝が舞台ではあるが時代背景は特定されておらず、王や王妃たちもすべて架空の人物というファンタジー・ロマンス史劇。…