政治そのほか速
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「結婚に向かない性格」と聞くと、皆さんはどんな性格を想像しますか? おそらくは、自分勝手でわがまま、マイペースで協調性がない、ひとり好き、面倒臭がり、潔癖性……などの性格を挙げる人が多いのではないでしょうか。そしてもうひとつ、見落としがちなある性格の人も、結婚のチャンスを見送ってしまいやすい傾向があるようです。
それはズバリ、いざというときに謙虚になりすぎるタイプ。例えば、以下のように考えてしまう人を指します。
・彼の親に結婚を反対されたとき→「私じゃ彼の親に喜ばれないし、彼にも悪い」
・自分がそれなりの年齢に達しているとき→「彼の子どもを産めるか分からないから、自分は彼に相応しくない」
・他に彼のことを熱烈に好きな女性がいるとき→「私より彼女のほうが似合う」「あの子から奪うことはできない」
上記のように考えた結果、自分から身を引いてしまう。相手は自分と一緒にいることを望んでくれているのに、いざというときに「私なんて……」という自信のなさが出たり、相手や周囲に対して遠慮や思いやりを発揮しすぎて、結婚のチャンスを逃してしまう。これは、ちょうど混みあう電車に大勢が乗車しようとしている際に、「私は次の電車でいいや……」と早々に諦めて他人に譲り、次の電車を待つような性格と似ているように思います。
人として考えるならば、このような人は謙虚で、大きな美徳を持った人だと言えるでしょう。ただ、美徳は必ずしも幸せを連れてくるわけではない、そんな考え方もあります。フランスのサド伯爵が執筆した『美徳の不幸』という書籍には、「美徳を守ろうとする者には不幸が降り掛かり、悪徳に身を任せる者には繁栄が訪れる」なんて一文が登場します。美徳を重んじすぎると、残念ながら、現実世界では損をすることもある――。彼はそんな世の摂理を述べたかったのかもしれません。
恋愛や結婚は、ときに「市場」と呼ばれたり、「戦場」と捉えられたりすることもあるように、時に「欲しい!」と手を伸ばす勇気、勝ち取る勇気が必要な瞬間もあるように思います。実際に結婚に至ったカップルの中には、巧みな戦術や、「なにがなんでも」というアプローチを実践したからこそ相手と結ばれた、という例も少なからずあるもの。また、だますほどのレベルではないにしろ、相手にちょっぴり秘密を隠していたり(笑)、強引に周囲の反対を突破したり、自分の人生プランに相手を巻き込んだりと、いい意味での“図々しさ”があったからこそ結婚に至れた、という例も見受けられます。…