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14日、ニューヨークの国連本部で、潘基文国連事務総長(右)から地雷対策の啓発役に任命された俳優のダニエル・クレイグさん
【ニューヨーク時事】「殺しのライセンスを持つあなたに、命を救うライセンスを付与する」。国連の潘基文事務総長は14日、スパイ映画「007」でジェームズ・ボンドを演じる俳優ダニエル・クレイグさんを地雷対策の啓発を行う「地雷および爆発物の危険除去のための国連グローバル提唱者」に任命した。
〔写真特集〕ボンドガール
潘氏は国連本部での式典でクレイグ氏に「私はいつも、ボンドが時限爆弾を爆発数秒前に止め、人々の命を救うのをはらはらしながら見ている」とあいさつ。「国際的スターの影響力で地雷対策訓練への支持を増やしてほしい」と訴えた。
クレイグさんはアフガニスタンの地雷やイラクの簡易爆発装置(IED)などを挙げ、「すべて(の問題)に同時に対処しなければならない。大きな仕事だ」と抱負を語った。