韓国・中央日報は１７日、中国の主導で設立するアジアインフラ投資銀行（ＡＩＩＢ）に関して、「韓国は米国の顔色を気にして時間を無駄にし、真っ先に参加する機会を逃した」と報じた。中国経済網が同日伝えた。
　記事では、韓国はＡＩＩＢへ一歩遅れて参加しても、インドや英国、ニュージーランドよりも遅い２９番目になると指摘。「米国が反対しているため、韓国はＡＩＩＢへの参加について様子見の態度を続けていた。今の韓国には１９９２年の中国との国交正常化当時にあったような、国家利益を優先する決断がみられない」とした。
　英フィナンシャル・タイムズの１７日付の報道によると、欧州の政府関係者は、英国に続いてフランス、ドイツもＡＩＩＢへの参加を表明し、参加国はこれまでに３１カ国に増えた。創設メンバーとなるのは中国のほか、インドやミャンマー、サウジアラビアなど、アジア、中東の国が主体だ。
　（編集翻訳　恩田有紀）