「温泉パイプの上で暖をとる」

　羽田薫さん　６６　兵庫県西宮市

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  「大雪の後」

  　深沢道子さん　３９　長野県安曇野市

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    「夜のかまくら」

    　木浦正夫さん　７４　岡山県真庭市

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      「桃まんじゅう作り」

      　水田孝さん　５９　長崎県佐世保市

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        「冷たー」

        　山口隆章さん　７２　和歌山市＝和歌山ＹＰＣ会員

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          「まだフーしちゃダメだよ」

          　鷹野浩さん　３８　東京都台東区

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            「幸せ大家族」

            　多和裕二さん　６５　東京都江戸川区＝東京ＹＰＣ会員

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              「ばあちゃんこわいよー！」

              　岡部哲さん　７２　青森県八戸市＝青森ＹＰＣ会員

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                雪景色へまなざし温かく　選評

                　

                　　関東甲信を中心に記録的な大雪に見舞われた２月、家の周りの除雪に追われた人も多かったのではないでしょうか。今回は雪の写真が数多く寄せられました。

                　　「温泉パイプの上で暖をとる」は、長野県山ノ内町の地獄谷野猿公苑の河川敷で撮影されたユニークな光景。いつもは元気者の猿たちも、あまりの寒さに温かなパイプの上から一歩も動きたくないように見えます。

                　　「大雪の後」は長野県安曇野市で、雪遊びをする少女たちを撮った一コマ。遊び疲れて一面の新雪に倒れ伏した場面で、気持ちよさそうな表情が印象的です。岡山県蒜山（ひるぜん）高原の祭り会場に造られた大きなかまくらの中で遊ぶ３姉妹の「夜のかまくら」。温かな色とハート形で、ぬくもりが強調されています。

                　　「桃まんじゅう作り」に挑戦したのは、「裸教育」を実践している長崎県佐世保市の幼稚園の園児たち。ほっぺたにも粉を付けて、はしゃぐ姿に元気をもらいました。和歌山県有田川町で２年に１度開催される「杉野原の御田舞」を見物に来た男の子は、手水鉢（ちょうずばち）に張った厚い氷を手に、我慢の表情。ほっぺたは真っ赤、タイトルの通り「冷たー」という声が聞こえてきそうですね。

                　　誕生日のケーキのろうそくの火を消そうとする弟の口に兄が手を当てた「まだフーしちゃダメだよ」。ケーキは祖父母からのプレゼントだそうで、家族の記念日のほほ笑ましいカット。浅草寺境内で撮った家族６人の記念写真「幸せ大家族」は、縦に並んだ構図がトーテムポールのよう。笑顔に家族の団結を感じます。

                　　岩手県洋野町では、太鼓やかねの音とともに侵入してきた鬼たちに、「ばあちゃんこわいよー！」と子供たちが大泣き。おばあちゃんが優しくあやす姿にほのぼのとしたものを感じました。

                　　次回は「春」。皆さんが感動した出来事を伝える作品を心待ちにしています。（東京本社写真部次長・青木久雄）