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ボーイングは3月18日、TUIグループとアメリカ航空宇宙局(NASA)が協力した、757を用いた数カ月におよぶecoDemonstratorプログラムの始動を発表した。
ecoDemonstrator 757の飛行試験は、騒音や炭素排出量を削減する新技術を評価し、商業飛行の効率化を目指して実施する。飛行試験には空気力学の観点から効率化を狙うテストプログラムが組まれており、燃費の向上とともに炭素排出量削減につなげることができるという。
具体的には、左翼では自然層流の環境に対する影響を低減させ、右翼では衝突した虫を除去するコーティングを施す。そして垂直尾翼では、空気の流れを改善させることで燃費効率を上げる実験を行う。この実験の結果によって、将来的には垂直尾翼の小型化も可能になるという。
なお、ボーイングは2015年後半にも追加のテスト項目を発表するという。