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(台中 5日 中央社)太陽と地球と月が一直線に並び、月が地球の影に全て隠れる皆既月食が児童節(子供の日)の4日夜、台湾でも観測された。台中市の国立自然科学博物館で開かれた観測イベントには約500人の親子連れなどが集まり、一夜限りの天文ショーを楽しんだ。
同館では望遠鏡にカメラを取り付け、大型スクリーンに刻一刻と変化する月の様子を投影。解説員が色や地形などについて説明した。
午後6時すぎに「月出帯食」(げっしゅつたいしょく)と呼ばれる一部分が欠けた月が昇ってくると、会場からは「見えた見えた」と歓声が上がった。同7時54分には月の全体が地球の陰に隠れ、約12分間にわたって赤銅色に輝く皆既月食が見られた。
台湾では昨年10月8日にも皆既月食が観測された。次に見られるのは2018年1月31日。
(カク雪卿/編集:齊藤啓介)