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濱田金吾さんが語る「ハマダといえば、キンゴで~す」の真相

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濱田金吾さんが語る「ハマダといえば、キンゴで~す」の真相

 濱田金吾さんが語る「ハマダといえば、キンゴで~す」の真相

 「ハマダといえば、キンゴで~す」のキャッチコピーで70年代後半のミュージックシーンをにぎわせたミュージシャンがいた。濱田金吾さん(62)だ。山下達郎を継ぐ“AOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)の旗手”と呼ばれ、甘い歌声とルックスで人気だった。また、日本テレビのドラマ「ほおずきの唄」の主題歌「僕にまかせてください」のヒットで知られる「クラフト」のメンバーでもあった。濱田さん、今どうしているのか。
 
 「デブに写らないようにお願いします。最近、このあたりがやたら気になって」
 
  カメラマンがレンズを向けると、濱田さんはこういって腹をさすった。
 
 「先月、テレビ東京の『木曜8時のコンサート』に田山(雅充)クンが出て、彼のヒット曲『春うらら』を歌った時、ベースとしてサポート出演したんです。そのオンエアを見たら、自分がすごくデブに思えて。テレビ映りにはいささか自信があっただけに、あれはショックでした」
 
  会ったのは濱田さんのホームグラウンド、新宿・曙橋のレストラン&ライブハウス「Back in Town」。本番前に話を聞いた。
 
 「田山クンといえば、この店でも強烈な思い出があります。実は東日本大震災の翌日、ここでライブを予定してましてね。でも、これ以上考えられないような悲惨な事実が次々明らかになり、一度は中止を決めたんです。ところが、“大阪から向かってるところです”とか“東京駅から歩いてます”なんて電話がじゃんじゃんかかってくる。結局、前売りチケットを買ってくださった方は全員集まり、1時間遅れでライブをスタートさせました。ホント、ありがたくて、涙が出ましたね。そんな中、ただ1人、来なかったのが、ライブを手伝ってくれるはずだった田山クン。彼の家は千葉県八千代市だから、歩いてくるには無理にしても、駆けつけて欲しかったなあ、ハハハ」
 
  この日も80人ほどのキャパの店は満員。はるばる熊本や富山からやって来たファンもいて、濱田さんは21曲を披露したが、涙ぐむ人も。
 
 ■80人以上に楽曲を提供、テレビ番組の音楽も担当した
 
  ところで、名刺には「ミュージシャン」ではなく、「ミュージッククリエーター」なる肩書があった。
 
 「自分で歌うほか、アーティストのステージをプロデュースしたり、作曲したり、音楽の楽しさをみなさんに伝える。そんな役割をしたいな、と思ってつけたんです」
 
  これまで80人以上に楽曲を提供しているとか。
 
 「(高橋)真梨子ちゃん、(太田)裕美ちゃん、西城秀樹さん、谷村(新司)さん、やしきたかじんさん……。…

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