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旬を迎えているホタルイカ。富山短期大学食物栄養学科の竹内弘幸准教授らの研究グループにより、ホタルイカは、肝臓の中性脂肪を減らし、血中のコレステロール濃度を減らす効果が期待できることが報告されています。ヒトでの実験は被験者が7名とまだまだ少なく、今後の研究が期待されますが、イカやタコ、貝類など魚介類全般に含まれるタウリンは肝細胞に脂肪が付着するのを防ぎ、コレステロールを分解する働きをするため、脂肪肝の予防・改善に効果的ということは、これまでにもよく言われています。なかでもホタルイカに含まれるタウリンの量は他の魚介類に比べて多く、血中のコレステロールを分解する作用に優れているそうです。
またホタルイカには皮膚や粘膜のうるおいを保つビタミンA、細胞の老化を防ぐと言われるビタミンEが豊富で、活性酸素の働きを抑えてくれるので、老化防止につながります。ホタルイカのメリットは、内臓ごと食べられる点。この内臓にこそ、ビタミンAとビタミンEがたっぷり含まれているのです。
3月17日放送の「林修の今でしょ!講座」(テレビ朝日系)では、そんなホタルイカの栄養を余すところ無く摂取するレシピが紹介されていました。
【じゃがホタルイカ】
1)ホタルイカを油で炒める。
2)1)の中に、千切りにしたジャガイモを加える。
3)ジャガイモがしんなりしてきたら、塩・酒・醤油で味を整える。
4)最後に青ネギをたっぷり入れれば完成。
ビタミンAおよびビタミンEは、ビタミンCと一緒に摂取することで吸収率が高まります。
ジャガイモには豊富なビタミンCが含まれているうえ、ジャガイモのデンプンに守られているビタミンCは熱によって壊されることがないので、しっかりとビタミンA・ビタミンEの吸収のサポートをしてくれます。またビタミンA・ビタミンEは油に溶ける性質をもつビタミンなので、油で炒めるという調理法は理にかなっており、効率よく吸収することができるというわけです。