２５日付の韓国聯合ニュースによると、韓国最大野党、新政治民主連合の文在寅代表は２５日、韓国の哨戒艦「天安」号の沈没事件に言及し、「与党・セヌリ党の無能さが引き起こしたものだ」と批判した。環球網が伝えた。
　文代表は、「われわれは領海を守るために尊い命を犠牲にした４６人の天安号乗組員を忘れない。２度と同様の事件を起こさないよう、国の基盤をさらに強固にするべきだ」とし、「李明博・朴槿惠両政権による７年間で、韓国の国防と安全保障レベルは急降下した。天安号事件はセヌリ党の安全保障面の無能さが引き起こしたものだ。これを反省のきっかけとせず、選挙で勝つことばかり考えている。セヌリ党は犠牲者の英霊の前で恥じ入るべきだ」と批判した。
　韓国の哨戒艦「天安」号は１０年３月２６日、韓国西部海域での任務中に爆発、沈没した。乗組員１０４人中、生還できたのはわずか５８人。韓国側は「北朝鮮の小型潜水艦から魚雷攻撃を受けた」と主張しているが、北朝鮮側はこれを否定している。
　（編集翻訳　小豆沢紀子）