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いよいよ今週末にオーストラリアのメルボルンで開幕する2015年F1世界選手権(決勝レースは15日)。過去20年にわたりF1の公式車両を提供して来たメルセデス・ベンツは、今シーズンは新たにパフォーマンス・ブランドとなった「メルセデスAMG」から、新セーフティカーを「メルセデスAMG GT S」が、新メディカルカーを「メルセデスAMG C63 S ステーションワゴン」が務めると発表した。このターボチャージャーが搭載された2台の新型車は、2010年よりセーフティカーとしての役目を担ってきた「SLS AMG」と、2008年よりメディカルカーとして使用されてきた先代型「C63 AMG ステーションワゴン」の後継となる。
今回、セーフティカーで大きく変更されたのはライトバーだ。メルセデス・ベンツによるとAMG GTのルーフにカーボン・ファイバー製のエア・スクープを介してライトバーが取り付けられているので、ルーフ上からリアスポイラーへ流れる空気を妨げることがないという。このエア・スクープとライトバーの形状と取付位置は、風洞テストに基づき決定されたそうだ。車内には2台のiPadと無線LANが装備されており、コ・ドライバーのピーター・ティベッツは左のiPadでレースの中継画面を、右のiPadで各車のポジションや現在のラップ数、ラップタイムなどをチェックすることができる。
一方、メディカルカーとして採用されたAMG C63 Sには、大きく変更された点があまりないようだ。こちらも同じくルーフにライトバーを装備し、ヘッドライトとテールライトには従来通り、シグナル機能が搭載されている。容量490リッターの荷室には人工呼吸器や除細動器などの医療設備が積載され、緊急時の救命活動に備えている。GT SとC63はどちらも伝統的にセーフティカーとメディカルカーで用いられているシルバーのカラーリングで統一されている。
以上のような装備に加え、この2台は販売店で売られている市販モデルと同様に高性能を備えている。いずれも最高出力510psを発生する4.0リッターV8ツインターボ・エンジンを搭載し、7速「AMGスピードシフト」トランスミッションで素早いシフトチェンジが可能だ。0-100km/hをGT Sは3.8秒、C 63 Sは4.1秒で加速する。
間もなくサーキットに登場する2台の新型車をギャラリーの画像でチェックしてみよう。…