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北海道函館市の沖合で4人が乗った作業船が転覆し、近くで1人の遺体が見つかった事故で、函館海上保安部は28日午前5時40分、作業船の船首側の船室で意識不明の男性1人を発見、救助した。男性は搬送先の病院で意識を取り戻した。
同海保によると、男性は、熊本県上天草市の海運会社「パールライン」所有の作業船「第18明祐」(19トン)の甲板員、永田勝行さん(64)=長崎県在住。27日に転覆した船の船底を機動救難士がたたいたところ船内からたたき返すような音がしたことから、永田さんが船内で助けを求めていた可能性がある。
また、午前5時20分ごろ、現場から10キロ以上離れた海岸で男性1人の遺体が見つかっており、函館海保は乗員の可能性もあるとみて調べている。【鈴木勝一】