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FDA,9号機.JA09FJ
関係者らに公開されたFDAの9号機(機体番号:JA09FJ)、エンブラエルERJ 175(E-170-200/STD) © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年3月
フジドリームエアラインズ(FDA)は3月24日、同社9号機目(機体番号:JA09FJ)となるエンブラエルERJ 175(E-170-200/STD)を、県営名古屋空港隣接の格納庫で関係者らに公開しました。
ゴールド塗装
FDA9号機
左主翼下部には機体番号「JA09FJ」を表記 © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年3月
FDAが使用する機体には各機異なるマルチカラーコンセプトが取り入れられており、9号機に採用した塗装は黄金に輝く「ゴールド」。
色見本帳で有名なPanton(パントン)のカラーマッチングシステムでいう「パントン871C」が9号機と同一色です。
9号機導入前にFDAは機体の色当てを行うキャンペーンを展開し、ゴールドは応募全体の約23%を占めていました。FDAのフェイスブック担当者の話では、約5,300通の応募が寄せられたという。
フェリーフライト
FDA,9号機.JA09FJ
FDA9号機、県営名古屋空港到着時の様子 © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年3月
FDAが運用するエンブラエルはブラジルを本拠地とする航空機メーカーで、市場シェアは世界第4位。
E170/175をはじめとするE-jetシリーズ機は設計に複合素材を多用するなど最新技術を取り入れ、FDAが展開する地方間路線に適したサイズと優れた性能を有する機材です。
9号機の機体組立に際してはFDAの整備士がブラジルのエンブラエル社に向かい、航空法の規定を満たしているかなど品質を厳しくチェック。
機体完成後は規定に沿ったテストフライトで各種データを集め、その結果は国土交通省に申請。書類などに問題なく、9号機は登録記号「JA09FJ」が与えられました。
耐空証明書と運用限界等指定書を国土交通省から取得した9号機はFDAの機体として飛行が可能となり、その後のブラジルのサン・ホセ・ドス・カンポス空港から名古屋空港にかけてのフェリーフライトは、これまでと同じく南回りのルートを使用しています。
エンブラエルのパイロット2名が操縦桿を握り、このほかクルーとして領収検査員4名、フェリーコーディネーター1名が搭乗しました。
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