政治そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
[リヤド 22日 ロイター] – サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は22日、原油相場を下支えする役割を、石油輸出国機構(OPEC)が一手に引き受けることはしないとの見方を示した。リヤドで行われたエネルギー関連の会合で記者団に対し述べた。
同相は「状況は厳しい。われわれは会合を開いて、取り組んだ。OPECの役割だと(OPEC以外の国が)主張しているから失敗した。OPECが担う役割だという考え方を拒否する」と発言。
OPECの生産量が全体に占める割合は30%であるのに対してOPEC以外は70%だと指摘し、「価格を改善したいのであれば、誰もが協力すべき」と述べた。
ヌアイミ石油鉱物資源相は、同国の石油戦略に政治的な思惑が働いている可能性を改めて否定。「市場の安定を維持し、需給のバランスを取るという意向、市場が決定する価格を求める動きに同調している」と指摘した。
また、サウジの生産量は日量約1000万バレルだが、需要が高まれば増産するだけの生産力があるとも述べた。日量1250万バレルを上回る水準に生産能力を拡大する計画について問われ、「今のところ需要はなく、計画もない」と答えた。
Thomson Reuters 2015 All rights reserved.