政治そのほか速
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シンガポール「建国の父」と呼ばれたリー・クアンユー元首相が23日未明、入院していた現地の病院で死去した。91歳だった。香港メディア・東網は同日、リー氏が首相として戦後の日本企業の経営方法を手本に生産効率を上げ、同国経済を飛躍的な発展に導いたと紹介した。
シンガポールは1965年にマレーシア連邦から独立し、リー氏は首相として、計31年間にわたって政権を担った。リー氏は独立後に英国軍が撤退し、大きな打撃を受けたシンガポール経済を立て直すため、先進国の製造業などを積極的に誘致。
また戦後の日本企業を手本に生産効率を上げて利益を生み出し、労使双方に分配させるという方法で、60年代後半から80年代まで10%前後の高い経済成長率を維持した。その結果、シンガポールは80年代には香港、台湾、韓国と並ぶ「アジアの四小龍」として知られるようになった。
(編集翻訳 恩田有紀)
マレーシア華字紙・南洋商報は21日、「韓国が米国に表面的なメンツを与える」と題した記事で、韓国が米国と中国の間で板挟みになっていると報じた。23日付で中国新聞網が伝えた。
米国からは高高度ミサイル防衛体系(THAAD)配備を促され、中国からはアジアインフラ投資銀行(AIIB)への加入を求められている韓国。先日は中国の劉建超・外務次官補と米国のラッセル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が相次いで訪韓した。
韓国はいまだにTHAAD配備に向けた具体的なタイムスケジュールを決められず、米国に表面的なメンツを与えたにすぎない形となっている。これに対し、英国・フランス・ドイツ・イタリアの欧州4強がAIIBへの加入を表明するに従い、韓国も落ち着かなくなってきた。今月31日までに加入を決めなければ、創設メンバーにはなれないからだ。
18日付のソウル経済新聞は、韓国がAIIBへの加入を決めたと報じたが、公式な発表はなされていない。米日韓同盟は韓国が避けられない安全保障戦略の鎖だが、韓日間に横たわる歴史の恩讐や領土争いがこの同盟関係を不確かなものにしている。一方、中韓両国の緊密な経済・貿易関係は、韓国の対中依存度を日増しに高め、中国という仲介なしでは韓国経済の永続的な発展は望めなくなっている。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
(嘉義 23日 中央社)嘉義市政府警察局は23日、パソコンやプリンターなどを搭載した多機能パトカーを導入した。トラブルや問題発生時に「移動派出所」として機能し、市民が最寄りの派出所へ赴く必要がなくなるという。
同局では先月から一部の派出所で試験的にこの多機能パトカーを導入。市民からの反応が良好だったため、全国に先駆けて本格導入に踏み切った。
今後はパトロールの重点地点や交通渋滞の激しい場所に出動し、サービス品質や治安の向上を図る考えだ。同局では地元に密着し、市民に親しまれるようになればと期待を寄せている。
(黄国芳/編集:齊藤啓介)
(台北 23日 中央社)台湾では給与水準や失業率が改善し、景気が回復の兆しをみせている。行政院主計総処が23日発表した統計で分かった。
工業やサービス業に従事する被雇用者が今年1月に得た月間経常性給与額(残業代やボーナスなどの不定期な収入は除く)の平均は、物価水準の変動を加味した実質で3万7683台湾元(約14万4000円)となり、同月としては2008年以来の最高になった。
また、2月の失業率は3.69%と、同月としては2000年(2.91%)に次ぐ低水準を記録。失業者数は42万8000人で、昨年同月比で4万2000人減少した。
同処によると、世界主要国家の今年1月の失業率は日本が3.6%、フランス10.2%、カナダ6.6%、韓国3.4%となっている。
(陳政偉/編集:名切千絵)
チュニジアで、日本人など21人が殺害されたテロ事件。容疑者の1人は高校生でした。大学進学を目指していた青年の突然の変化を父親が証言しました。
銃を持ち、あたりを見回しながら歩く2人の男。事件当時の容疑者の姿を、現場となった博物館に設置された防犯カメラが捉えた映像です。射殺されたジャーバル・ハシュナウイ容疑者とヤシン・ラビディー容疑者。2人の接点は明らかになっていませんが、去年12月中旬にリビアに向かったことがわかっています。
ハシュナウイ容疑者は20歳ですが、中学校、そして高校で、それぞれ1回留年していて、まだ高校生でした。その実家は、事件現場のチュニスから300キロ離れた所にありました。
「ここはハシュナウイ容疑者が住んでいた地区です。彼の一族は、このあたりでは有名で、この通りは彼の祖父の名前がついているほどです」(記者)
『タハル・ハシュナウイ通り』。容疑者の祖父の名前です。
「あそこで死んだんだ。タハル・ハシュナウイ。チュニジア独立の殉死者だ。(英雄の孫がテロリストと聞いてどうですか?) 私の知らないことだ。何も言えない」(容疑者の祖父を知る老人)
実家は周辺の家よりも大きく、あたりに広がるオリーブ畑は、すべて一族の土地。しかし父親は、「決して裕福なわけではない」と話します。
「何も持っていませんよ。私は労働者なんです。息子は勉強を続けて、兄たちのようにちゃんとした大人になると思っていたので無念です」(ハシュナウイ容疑者の父親)
5人兄弟の末っ子で、真面目な性格。携帯電話は持っていましたが、インターネットに接続できるものではなかったということです。
「息子は礼拝をきちんとする、 信用できる子でした。勉強好きで、思慮深く内気で、女の子に話しかけたりできない。通りかかっただけで赤くなるぐらいだったのに。(リビアに連れて行かれてからの)4か月で洗脳されてしまいました」(ハシュナウイ容疑者の父親)
今年6月には、大学入学の資格試験を受ける予定だったというハシュナウイ容疑者。リビアに行く直前まで、いつもと変わりなく学校に通っていましたが、学校関係者によりますと、去年12月中旬、期末テストが終わってからは無断欠席となっていました。
地元の生徒からは、「イスラム教の礼拝所であるモスクなどで、過激派組織がスカウトを行っている」という話も聞かれました。
「精神的に弱い子を見つけて、神様のためとか、あとで天国に行けるとかいって、家族にお金をたくさんあげて洗脳するんだ」(地元の中学生)
ハシュナウイ容疑者はリビアから父親に電話をかけ、「チュニスにパスポートを置いてきた。…