政治そのほか速
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国立博物館襲撃事件について毎日新聞の取材に応じたチュニジア内務省のラフィク・シェリー次官は、実行犯が高性能爆弾を所持していたことを明らかにした。事件は、襲撃を周到に準備し、最終的には自爆テロで多くの犠牲者を出すことを計画していたとみられる。
事件後の捜査では、2人が襲撃当日、仲間が運転するバイク2台に分乗して現場に向かったことも判明。外国人観光客を乗せたバスが博物館に到着したのを確認後、博物館の敷地内に侵入。バスから降りた観光客らを無差別に銃撃した。さらに館内(3階建て)に逃げた観光客を追って、1階と2階で銃撃を重ねた。犠牲者の半数以上は2階に逃げ込んだところで殺害された。
2人は3階に上った後、治安当局の特殊部隊と銃撃戦になり、射殺された。自動小銃と手投げ弾、爆弾ベルトで武装。爆弾はセムテックスという高性能のプラスチック爆薬で、実際に使われていれば犠牲者がさらに増えた可能性が高い。
一方、運転役の仲間2人は当初、実行犯が逃走するために現場近くで待機していたが、治安当局が多数駆けつけたため逃亡。治安当局は21日までに運転役2人を逮捕した。
また、内務省は21日、実行犯2人が館内に侵入する場面を捉えた監視カメラの映像を公開した。映像には、トレーニングウエアなどを着用し、銃を構えた実行犯2人が速足で館内を歩き、階段を上がっていく様子などが映し出されている。途中、階段付近で鉢合わせになったリュック姿のチュニジア人とみられる男性には、発砲せずに、見逃した状況も映っている。男性についての説明はないが、逃走中の実行犯グループの一人との情報もある。
【ロンドン小倉孝保】駐デンマークのワニン・ロシア大使が、21日付の地元紙ユランズ・ポステンへの寄稿で「もしデンマークが北大西洋条約機構(NATO)が主導するミサイル防衛に参加するなら、デンマーク軍艦はロシアの核ミサイルの標的となる」と警告した。これに対しデンマークのリデゴー外相は「受け入れられない」と強く非難した。
同紙でワニン大使は「ミサイル防衛に参加した場合の結果について、デンマークは十分に理解していないようだ」とした。さらに、「その場合、デンマークはロシアの脅威となるだろう。反平和的で、ロシアとの関係は損なわれる。もちろん、デンマーク自身の選択であるが、覚えておかねばならないのは、それがデンマークにとって金銭面と安全保障面で負担になるということだ」と脅した。
これに対し、リデゴー外相は同日、声明を発表し、「ロシアはNATOのミサイル防衛が完全に防衛目的であり、ロシアを標的にしていないことを知っているはずだ」とした。駐デンマークのギフォード米国大使もフェイスブックで「NATOの同盟国であるデンマークと共に、ロシア大使の受け入れがたい声明を非難する」と述べた。
ロシアが昨年、ウクライナ・クリミア半島を自国領に編入して以来、ロシア周辺の欧州各国ではロシアの脅威が増大している。デンマーク軍によると、同軍が昨年、ロシアの戦闘機の侵入を阻止するためにF16戦闘機を緊急発進(スクランブル)させたのは計58回で、2012年の約2倍になっている。
2015年3月22日、中国新聞社は、韓国政府が中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に加入するかどうかを、早ければ週内に発表する見通しだと報じた。
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韓国メディアによると、韓国政府関係者は22日、「経済的な実益や外交関係などいくつかの要因を考慮して加入するかどうかを検討しており、今月中に発表する計画だが、まだ最終的な決定を下したわけではない」と話している。
AIIB加入をめぐり、韓国は米国政府のけん制により態度を決めかねていた。だが英仏独伊など主要国が相次いで加入を表明し、日本やオーストラリアも加入を検討し始めたことで、米国によるプレッシャーは著しく軽減された。
中国の王毅(ワン・イー)外相は21日、日中韓外相会談出席のため訪れたソウルで、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と会談し、「韓国がAIIBの創設メンバーになることを楽観している」と述べた。尹外相は「総合的に検討中だ」との立場を伝えた。(翻訳・編集/柳川)
【チュニス時事】英BBC放送によると、チュニジアのカイドセブシ大統領は22日、博物館襲撃事件に関し、現場で射殺された2人以外に容疑者1人が「逃走している」と述べた。
【チュニス時事】チュニジアのカイドセブシ大統領は21日付のフランス誌パリマッチ(電子版)とのインタビューで、日本人3人を含む約20人が犠牲になった観光客襲撃事件当時の当局の警備態勢について「警察と情報機関の連携は十分ではなかった」と語り、不備を認めた。
大統領は、国立バルドー博物館に襲撃犯侵入を許したことで「(2011年のアラブの春の)革命以降のわが国の行政能力弱体化を自覚すべきだ」と語り、政治の混乱の影響が背景にあると指摘。その上で態勢立て直しに全力で取り組んでいると強調した。